名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2016-01-01から1年間の記事一覧

家族でLINE テキサスバーガー食べます!

家族でLINE テキサスバーガー食べます!

№1862  名刺交換の最大活用

№1862 名刺交換の最大活用 弁護士は営業が苦手だ。当事務所では交換した名刺をどうするか議論になっている。 一般の会社では営業担当者は名刺交換して徐々に関係を深めていく。 名刺交換 → 提案 → 相手のくいつきの程度 → 関係の深化 → 商談 → 成約 という感…

№1861 持続社会でのマーケッティング

№1861 持続社会でのマーケッティング 環境問題でもっとも重要な言葉は「持続的発展(sustainable development)」だ。社会の持続性、サスティナビリティーが重視される社会が確実にやってくる。そんな時代のマーケッティングはどのようなものだろうか。 産業革…

№1859 なぜプラットフォームが大切か?

№1859 なぜプラットフォームが大切か? プラットフォームは多くの人や企業の出会いの場を提供することによって利益を得るシステムだ。 iPhonが登場した2007年ころはノキア、サムスン、モトローラなどが圧倒していたが、2015年には携帯電話市場の前利益の92%…

№1858 労使の泥仕合

№1858 労使の泥仕合 経営者たるもの労働組合から逃げてはならない。労働組合の団体交渉権は憲法上の権利として強力に保障されているため正面切った交渉は避けられない。経営者としては正面からぶつかり、道理をとき、時には社内の事情も説明して誠実に交渉に…

№1857 無駄に資金を使わないで!

№1857 無駄に資金を使わないで! 最近新しい顧問先の事業承継の相談を受けている。 顧問先会社とは別に経営している先代の事業の債務がかなり大きいため、これをどうするかという相談だ。負債が大きくてもつぶすには惜しい事業だ。 聞き取りを進めていると、…

№1856 企業の挫折と成長

№1856 企業の挫折と成長 リーマンショックは2008年だった。あれから8年、世の中は大きく変わってしまった。しかし、最近リーマンショックを切り抜けた企業の成長が始まっている。あの時、会社の体制を見直し、社員教育のあり方も見直し、不要なものはどんど…

№1855 たまには古事記はいかが 尾の生えたる人

№1855 たまには古事記はいかが 尾の生えたる人 神武天皇が吉野より東に向かってヤマトに攻め入ったのだが、この東征に入ったとき、「尾生えたる」一族に出くわしている。イヒカ(井氷鹿)と言って、光る井戸から出てきたらしい。「尾生えたる」一族はイヒカ…

№1854 環境保護とビジネス

№1854 環境保護とビジネス 当事務所は環境保全活動を応援している。中小企業法務を専門とする当事務所としては環境保護活動とのビジネスの関係も重要な課題だ。環境保護活動は新しいビジネスチャンスをどのように創造しているだろうか。 1987年、国際社会に …

№1853 プラットフォームビジネスの構造

№1853 プラットフォームビジネスの構造 ウェブの世界は日に日に新しい出来事が生じている。プラットフォームビジネスも現在のウェブ関連ビジネスの展開のあり方を示している。 ウェブ社会では生産者、消費者、サイト経営者、ウェブ市場、SNS提供者などいろい…

№1852 プラットフォームビジネス

№1852 プラットフォームビジネス 今月のハーバードビジネスレビューはプラットフォームビジネスの特集だった。 ここ数年「プラットフォーム」という言葉がはやり、なんとなく使われている感がある。 しかし、インターネットが誕生し、というような検索システ…

№1851 事業提携の「終わり方」も定めておきます。

№1851 事業提携の「終わり方」も定めておきます。 事業提携する場合、合弁契約を締結して会社を新設することがある。一方は特許やノウハウ、一方は事業資金ということもめずらしくない。 合弁契約では議決権の行使や利益の分配などいろいろ合弁会社経営に関…

№1850 憶測って危険!

№1850 憶測って危険! 弁護士をしているといろいろな事件があって人生を考えさせられる。 私たちの場合、人間関係が破綻したところから出発するので、どうしても人間の利己的な面を見てしまう。このような破綻は結局のところ、情報が少ない中で憶測で動いて…

№1849 たまには古事記はいかが? なまこ

№1849 たまには古事記はいかが? なまこ 古事記によると海鼠(ナマコ)の口は裂けている。 これは地上界の神、サルタビコ(猿田毘古)神が海の生き物を集めて「おまえたちは天つ神の子に仕えるつもりはあるのか」と聞いたところ、魚たちはみな「仕える」と返…

№1848 経済発展と中小企業の役割

№1848 経済発展と中小企業の役割 マイケル・ポーターはクラスター(産業集積)を先進国と途上国とで比較している。地域の企業が相互に関係を持ち、さらにインフラや政府の援助、大学とのつながりなど産業の地域力のようなものがある。ポーターのクラスター論…

№1847 新事業は借金を引き継ぐか

№1847 新事業は借金を引き継ぐか 債務超過会社が新事業を立ち上げ、借金から逃げていくというやり方がある。こうした発想は弁護士でも持つが、倫理的な問題を残す。健全な経済社会は健全な経済道徳に支えられないとうまくいかないというのが私の信念だ。 そ…

№1846 企業の社会的「絆」と価値の創造

№1846 企業の社会的「絆」と価値の創造 マイケル・ポーターは言う「社会的な絆がクラスターをまとめ、価値創造を助けるのである。」(競争戦略Ⅱ/ダイアモンド社 105頁)。クラスターというのは地域の競争力を生み出す諸関係、諸条件をまとめたものと言うこ…

№1845 たまには「古事記」はいかが?

№1845 たまには「古事記」はいかが? 毎晩睡眠薬代わりに読んでいる古事記だが、けっこう素朴でおもしろい。 八俣の大蛇(やまたのおろち)とは出雲の国に現れる大蛇だ。 目は真っ赤に燃え、一つの体に八つの頭、八つの尾を持っている。毎年、出雲の国、鳥髪…

№1844 売買契約における特許の取扱

№1844 売買契約における特許の取扱 継続的な売買契約を締結する場合、次ような特許にかかわる条項が入っていることがある。この条項には注意を要する。 ① 甲(売主)は乙の納入する物品並びにその製造方法及び使用方法が第三者の特許権を侵害しないことを保…

№1843 経営者としての覚悟

№1843 経営者としての覚悟 私が所属する中小企業家同友会には「労使見解」という経営者、労働者の関係について考察した文書がある。経営者の覚悟をうたうもので、大変ためになる。経営に行き詰まったり、社員とのあつれきに悩んだときには読んでみるといいと…

№1842 大企業と中小企業とどっちが強い?

№1842 大企業と中小企業とどっちが強い? 大企業と中小企業とを比較した場合、どうしても中小企業は規模故に不利な面があると考えられがちだ。確かに営業や経営、研究の体制については人的にも物的にも見劣りする。社長の給料も違うかもしれない。 しかし、…

№1841 遺言は厳格な手続きです

№1841 遺言は厳格な手続きです 中小企業の事業承継という時、跡取りに株を譲ることになるのだが、重要なのは税金対策と相続人対策につきる。そして、5年から10年ほどかけて対策をとりつつ、最終的に死亡時にいくら現金を残しておけば良いのかということに収…

№1840 「古事記」ってなかなかおもしろい

№1840 「古事記」ってなかなかおもしろい ここんとこ、寝る前の睡眠剤として古事記を読んでいる。古事記、日本書紀と言えば、日本史は必須の古典だ。日本史として勉強したせいか、別に読みたいとも思わず、日本の歴史の中でこんな文献があったぐらいにしか考…

№1839 障害者の雇用と安全配慮

№1839 障害者の雇用と安全配慮 障害者の権利に関する条約が2014年に批准された。それに伴い障害者雇用促進法なども整備され、事業主に、障害者が職場で働くに当たっての支障を改善するための措置を講ずることが義務付けられている。 中小企業においても障害…

№1838 海外展開の必要性をどのように判断するべきか

№1838 海外展開の必要性をどのように判断するべきか グローバリゼーションは日に日に進み、現在では経済圏がどのように形成されるか、特定の経済圏の中でどの国のどの企業がイニシアティブを握るかが大きな関心事になっている。 私の考えでは特定の経済圏で…

№1837 契約書の見方

№1837 契約書の見方 契約書を検討したり、見たりするとき弁護士はどんな思考方法をするだろうか。 1. 法律関係の骨格をつかむ 一般の人から見るとかなり当たり前な作業だ。しかし、これはイロハのイで見落としはならない。 たとえば、「売買」、「賃貸」、「…

№1836 ビジネスモデルだけでよいか?

№1836 ビジネスモデルだけでよいか? ビジネスを展開する場合、私たちは常に「私たちの顧客は誰か?」という問いを問い続ける。顧客のセグメントを明確にして、私たちを支持してくれる顧客の動きを読みつつ事業を展開する。 私たちは顧客はなぜ私たちを支持…

№1835 がんこなばーさん

№1835 がんこなばーさん 籠橋家には83才になるばーさんが君臨している。籠橋家ではばーさんを生きたご先祖としてあがめ、私は毎週お参りに行くし、子供たちも帰省のたびにお参りに行くことになっている。私の甥などは大阪からわざわざ出向いてお参りに来てい…

№1834 欠陥、数量不足への対応

№1834 欠陥、数量不足への対応 商取引では大量の商品が日常的に取引される。そのため、法律は商人間の取引ついてはいろいろ期限を厳しくしている。その例として買った商品に欠陥や数量不足があったりする場合がある。 もし、購入した商品に欠陥や数量不足が…

№1833 目標達成の業績マネジメント

№1833 目標達成の業績マネジメント 「課長塾」(日経PBムック)は営業チームの課長の役目について記載されている。プレインパートナー社の和田一男さんの記事はシンプルで実にわかりやすい。 課長は営業チームという集団の成果を最大化しなければならない。…