名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

№2421 インターネット上の誹謗中傷

Webを通じた宣伝は今やマスコミをしのぐ勢いになっている。その特徴は誰でも参加できるところにあり,食べログや旅ログなどの「口コミ」情報を見ながらお店を選ぶ人はかなり多い。そうした中で,誹謗中傷の書き込みがされると,事業者にとってはかなり痛手と…

№2420 企業経営と心理学

企業は所詮人で成り立っているので心理学は経営に役立つ。ハーバード大学ビジネススクールでも心理学は研究テーマになっている。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちら → http://www.green-justice.com/business/index.htm 心の持ち方で現実はか…

№2419 請負契約における完成

請負契約というのはわかりにくい契約です。企業家にとって,自分の契約がどのようなものであるか正確に理解しておく必要があります。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちら → http://www.green-justice.com/business/index.htm 「完成」する義務…

№2418 株主間での取締役選任合意の有効性

共同事業を開始するにあたって,役員選任を合意をする場合がある。例えば,A,B,Cが3人で合弁企業を設立する場合,全員必ず役員に選任する旨の合意をすることがある。 しかし,3人が仲間割れしたり,相続が発生して関係が希薄になると,誰かが排除されてし…

№2417 精神疾患に対する企業対応

ビジネス法務(2021年4月号)に「精神疾患に起因する社員の問題行動への労務対応」という特集があった。 精神疾患というのは素人には分からない疾患だ。代表的なもににうつ病があるが,診断書があれば一応そうなのかということになるが,それも必ずしも当てに…

№2416 連帯保証

事業活動に伴い,経営者の連帯保証を求めることがあります。金融機関の融資など典型なのですが,業務提携や製造物供給契約に際して経営者の連帯保証を求めることがあります。 企業取引は本来企業自体の信用に基づいてされるべきものですから,経営者個人の保…

№2415 デッドコピー

模倣品のことをデッドコピーというが,著作権や意匠権,特許権などの知的財産権を侵害する可能性がある。この場合,販売や輸入の阻止が可能となるが,知的財産権がないような場合には不正競争防止法を利用することになる。同法は「商品の形態(当該商品の機…

№2414 医師の応召義務

民法上は医院と患者との契約は準委任契約となります。委任契約というのは依頼者の指示に従って依頼者のために「事務」を行う契約です。契約ですから,引き受けるか否かは本来自由です。しかし,医には公共性があります。また,医療行為は医師が独占している…

№2413 合弁契約書の作り方

顧問先に対する私たちのサービスとして合弁契約書の作成というものがあります。例えば,中国やベトナム企業との間で何らかの事業提携を行い合弁契約を作成する場合などがそうです。最近は中国企業が日本に進出してくる例も増えているように思われます。弁護…

№2412 新型コロナウィルスに対する院内対応

新型コロナ感染防止と医師,看護師,技師など医療現場職員の安全との関係は法律上どのようになっているのでしょうか。病院職員に予防接種を義務づけることもできるのでしょうか。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちら → http://www.green-justic…

№2411 認知症と意思決定

高齢者の認知症では加齢と共に脳に障害が生じ,徐々に認知機能が低下していく。判断力や意志力も低下する。長年つれそってきた長男夫婦に対して,突然腹を立て,そこに嫁に行った妹が登場して,お母さん,お父さんを連れ出したあげく,施設に入れ,さらには…

№2410 従業員のミスによる賠償問題

従業員がミスして第三者に損害を与えた場合,誰に賠償責任があるだろうか。法律上はミスした本人に当然賠償責任があるが,使用者責任と言って,雇い主にも責任が発生する(民法715条1項)。 使用者責任によって被害者に賠償した場合,使用者が従業員にその分求…

№2409 健康食品の表示問題

コロナ禍,空気浄化,ウィルス除去製品などの商品が売り出されている。食品や化粧品の分野でも,病気の予防,健康増進をうたった商品が売り出されている。しかし,こうした商品は時に誇大広告になりがちであり,表示にかかわる様々法律との関係に注意しなけ…

№2408 うつ病で自殺した事例

うつ病と分かって採用することがある。うつ病という言葉は一般的だが実際のところどうなのだろうかと迷う事が多い。精神科医でも判断が難しいところを事業者側が判断するというのは酷な場合がある。実態が分からず怠け者と言ってみたりするとNGだし,かとい…

№2407 協調性ない社員の解雇

協調性がない,能力が欠如する,会社としては解雇せざる得ない場合がある。しかし,法律上解雇は大きく制約されているため,解雇の判断は非常に難しいものとなる。不行跡が際だっているような場合には本人も納得しているので辞表提出ですむがあいまいな事例…

№2406「高収益事業の作り方」第3章,パートナーシップで経営する

稲盛和夫著,「高収益事業のつくり方」(日経ビジネス文庫)を読んでいる。これは,中堅,中小企業の経営上の悩みに対して,著者がそれに答えるというQ&A方式の本で企業が具体的にかかえる悩み,体験が語られおもしろい。第3章は「パートナーシップで経営する…

№2405 機関誌「盛和塾」を読む,第11号

盛和塾は京セラ稲盛和夫氏が塾長となっていた,起業家の「塾」だ。今は解散して無くなったが,機関誌は読める。機関誌には稲盛氏の経営の考え方や,塾生である経営者の報告があり,経営者の生の声を知ることができる。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わ…

№2404 「高収益事業のつくり方」を読む(1)

稲盛和夫著,「高収益事業のつくり方」を読んでいる。これは,中堅,中小企業の経営上の悩みに対して,著者がそれに答えるというQ&A方式の本で企業が具体的にかかえる悩み,体験が語られおもしろい。第二章は「挑戦し続ける企業をめざす」だ。 名古屋E&J…

№2403 コロナ禍リスクに民法はどう応えるか

新コロナ,大型台風,地震,頭の中で想定されても実際に起こってみると「ここまでになるとは」と想定外の事態に頭を抱えることになる。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちら → http://www.green-justice.com/business/index.htm 自粛と言っても…

№2402 材料不足で納期が遅れた事例

COVID-19の流行で世界はすっかり萎縮してしまった。地球温暖化は進み世界各地で異常気象が発生している。日本も例外ではない。この非常事態の日常化に対して私たちはどのように対処するべきだろうか。当事務所では非常事態に関する法律問題の研究を進めてい…

№2401 自然災害と債務不履行

台風など自然災害が大型化し,企業では危機管理が問題になっている。コロナ禍も陣地の及ばぬ領域の問題ということであれば災害みたいなものだ。取引をうまく履行できなかった場合,災害あるいはコロナというのはいいわけになるだろうか。 この問題は法律の世…

№2400 つきまとい

かつては反社会勢力や過激な労働組合などが会社を取り囲んだり,交渉と称して乗り込んできたりすることがあったが,最近はすっかり減ってきた。最近は組織的というより,個人的にSNSを利用した誹謗中傷や脅かしの類いが出てきている。インターネットというの…

№2399 COVID-19と納期の遅れ

COVID-19によって世界的に経済の麻痺状態が続いている。部品,材料が手に入らない,陽性者や感染者が発生しために生産や建設の現場の一時閉鎖を余儀なくされたなどといった問題が生じている。結果として納期が遅れてしまうということになる。このような場合…

№2398 COVID-19は不可抗力?

COVID-19のために経済活動はすっかり麻痺状態になってしまった。COVID-19が陽性者が出て工場や建設現場の操業が一時的に止まってしまうことも珍しいことではない。事業者は日々の管理,厳格な班分け,在宅ワークなど感染リスクを最小限にしようと懸命だ。 部…

№2397 競争しない競争戦略

「競争しない戦略」を読み始めた。マイケル・ポーターの「戦略」の考えをさらに深め,分かりやすくした教科書的な文献だ。我流でポーターの本を読んできた私にとってはとても役立つ。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちら → http://www.green-ju…

№2396 中国消費者権益法

中国消費者向けに商品を輸出する事業者は中国消費者権益法ぐらいは知っておいた方がよい。 中国では2014年に消費者権益法が改正され,消費者保護制度が大幅に整備されてきた。基本的には日本の制度ととよく似ており,日本の消費者保護をひとまとめにしたよう…

№2395 福沢諭吉

福沢諭吉は長男なーちゃんの母校慶應義塾大学では福沢先生は神様のような存在だ。 私は福沢諭吉というと「」学問の勧め」なども著した,日本の近代化に大いに貢献した人,思想家と思っていたが,大変な事業家でもあったということで改めて大福沢先生に尊敬の…

№2394 仲間を信頼する

仲間を信頼する Reinventing Organization 進化型組織は日本ではティール組織として紹介されているが(英治出版)、組織には上部からの統制はなく、自主的運営にまかされている。もし、問題があった場合、「ほかの社員がサボって自分の分担をしっかり果たさ…

№2393 有意注意

京セラフィロソフィでは「有意注意で判断力を磨く」という教訓が語られます どんなことでも真剣に考えようという日常的な努力が習慣化し、感覚が研ぎ澄まされていく、ちょっとしたことでもその意味を探り、大きな発見や成果に結びつけていく、こういった作業…

№2392 労災に対する元請けの責任

安全配慮義務 雇用契約では使用者は労働者の心身の危険から保護する義務がある(最判S59.4.10、判時1116号33頁)。これを「安全配慮義務」と呼んでいる。使用者の指示に従って危険な場所で仕事をするのだから、使用者に安全確保する義務があることは当然だ。 …