2020-01-01から1年間の記事一覧
稲盛和夫著,「高収益事業のつくり方」(日経ビジネス文庫)を読んでいる。これは,中堅,中小企業の経営上の悩みに対して,著者がそれに答えるというQ&A方式の本で企業が具体的にかかえる悩み,体験が語られおもしろい。第3章は「パートナーシップで経営する…
盛和塾は京セラ稲盛和夫氏が塾長となっていた,起業家の「塾」だ。今は解散して無くなったが,機関誌は読める。機関誌には稲盛氏の経営の考え方や,塾生である経営者の報告があり,経営者の生の声を知ることができる。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わ…
稲盛和夫著,「高収益事業のつくり方」を読んでいる。これは,中堅,中小企業の経営上の悩みに対して,著者がそれに答えるというQ&A方式の本で企業が具体的にかかえる悩み,体験が語られおもしろい。第二章は「挑戦し続ける企業をめざす」だ。 名古屋E&J…
新コロナ,大型台風,地震,頭の中で想定されても実際に起こってみると「ここまでになるとは」と想定外の事態に頭を抱えることになる。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちら → http://www.green-justice.com/business/index.htm 自粛と言っても…
COVID-19の流行で世界はすっかり萎縮してしまった。地球温暖化は進み世界各地で異常気象が発生している。日本も例外ではない。この非常事態の日常化に対して私たちはどのように対処するべきだろうか。当事務所では非常事態に関する法律問題の研究を進めてい…
台風など自然災害が大型化し,企業では危機管理が問題になっている。コロナ禍も陣地の及ばぬ領域の問題ということであれば災害みたいなものだ。取引をうまく履行できなかった場合,災害あるいはコロナというのはいいわけになるだろうか。 この問題は法律の世…
かつては反社会勢力や過激な労働組合などが会社を取り囲んだり,交渉と称して乗り込んできたりすることがあったが,最近はすっかり減ってきた。最近は組織的というより,個人的にSNSを利用した誹謗中傷や脅かしの類いが出てきている。インターネットというの…
COVID-19によって世界的に経済の麻痺状態が続いている。部品,材料が手に入らない,陽性者や感染者が発生しために生産や建設の現場の一時閉鎖を余儀なくされたなどといった問題が生じている。結果として納期が遅れてしまうということになる。このような場合…
COVID-19のために経済活動はすっかり麻痺状態になってしまった。COVID-19が陽性者が出て工場や建設現場の操業が一時的に止まってしまうことも珍しいことではない。事業者は日々の管理,厳格な班分け,在宅ワークなど感染リスクを最小限にしようと懸命だ。 部…
「競争しない戦略」を読み始めた。マイケル・ポーターの「戦略」の考えをさらに深め,分かりやすくした教科書的な文献だ。我流でポーターの本を読んできた私にとってはとても役立つ。 名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちら → http://www.green-ju…
中国消費者向けに商品を輸出する事業者は中国消費者権益法ぐらいは知っておいた方がよい。 中国では2014年に消費者権益法が改正され,消費者保護制度が大幅に整備されてきた。基本的には日本の制度ととよく似ており,日本の消費者保護をひとまとめにしたよう…
福沢諭吉は長男なーちゃんの母校慶應義塾大学では福沢先生は神様のような存在だ。 私は福沢諭吉というと「」学問の勧め」なども著した,日本の近代化に大いに貢献した人,思想家と思っていたが,大変な事業家でもあったということで改めて大福沢先生に尊敬の…
仲間を信頼する Reinventing Organization 進化型組織は日本ではティール組織として紹介されているが(英治出版)、組織には上部からの統制はなく、自主的運営にまかされている。もし、問題があった場合、「ほかの社員がサボって自分の分担をしっかり果たさ…
京セラフィロソフィでは「有意注意で判断力を磨く」という教訓が語られます どんなことでも真剣に考えようという日常的な努力が習慣化し、感覚が研ぎ澄まされていく、ちょっとしたことでもその意味を探り、大きな発見や成果に結びつけていく、こういった作業…
安全配慮義務 雇用契約では使用者は労働者の心身の危険から保護する義務がある(最判S59.4.10、判時1116号33頁)。これを「安全配慮義務」と呼んでいる。使用者の指示に従って危険な場所で仕事をするのだから、使用者に安全確保する義務があることは当然だ。 …
企業が債務超過になって、キャッシュフローが途切れると企業は「倒産」になる。倒産というのは法律用語ではないが、一般的には破産をイメージすることが多いのではないか。こうしたコロナ不況の時代になると社長の頭には「倒産」の二文字が湧き、夜も寝られ…
顧問先との間でもテレワークの相談が出ている。 テレワークは実に東京オリンピックの混雑回避から叫ばれ始めた。わずか数ヶ月前のことなのに今から思うと夢のようだ。 テレワークの最大の問題は公私のけじめがつけにくいことによる労働者の時間管理だろう。…
新コロナウィルス対応でテレワークが急速に進んでいる。1日7時間、8時間と自宅で働くのだが、一人の人間が連続して2時間、3時間も働けない。適度な休憩は必要となる。しかし、そうなると経営側は従業員がきちんと働いているかどうか心配になってしまう。テレ…
ティール組織(Reinventing Organization)は全員参加型企業だ。組織が自主的に発展するためのルールが決められているが、最初から組織のあり方が決められているわけではない。人が集まった時に組織ができあがるが、その集まった目的、集まった人々の個性、集…
官公庁を相手に事業を行っている事業者が役所の政策に異を唱えた場合、役所側は陰湿な嫌がらせを始める場合がある。そのため、例えば土木、建築関係の事業者はなかなか役所に逆らえない。 本件は国土交通省発注のコンサルタント事業がいわゆる天下り先に限定…
ビジネス法務2019年8月号、9月号にプラットフォームの法律上の問題点が整理されている。GoogleなどのGAFAがプラットフォーム(PF)のビックとして有名だが、現在では大小様々なPFが存在する。PFの利益率は70%とも言われ、高収益ビジネスであるだけに熱も大…
依頼者がプラットフォームを構築するというので調べている。いろいろな著書があるが、2016年10月号ハーバードビジネスレビューの特集は役立つ。その中の論文「プラットフォーム革命」は参考になる。以下はこの論文の要約である。 名古屋E&J法律事務所への…
私の顧問先がプラットフォームビジネスの展開を計画しているので、そのことを調べている。 プラットフォームは「サービスのシステム」を供給するビジネスだ。通常、売り手と作り手がパイプラインのように直接つながって取引する。しかし、プラットホームビジ…
サプライチェーンと呼ばれるモノの生産販売の流れは、企画・設計、開発、生産・組立、販売、サービスとつながっている。現代社会ではこの上流部と下流部に利益が集まりつつある。こうした、上流部、下流部に利益が高くなり、生産、物流と言った中間部分の利…
幼児期からインターネットに接してきた世代をミレニアム世代とか、ジェネレーションZとか言うらしい。インターネットというグローバルでありながら、けっこう狭いコミュニティを作ったり、あらゆる情報をインターネットから得ている彼らはいくつか特徴を持っ…
CEOなどトップマネジメントから管理職が広がるピラミッド組織は分かりやすい。しかし、ティール組織(英治出版)はわかりにくい。 ティール組織は誰もが同等の権限を持っている。 だけど、平等でもない。 だけど、階層的構造はあり得る。ティール組織では集…
新型コロナウィールスが経済に影響し始めている。事業者の間では仕入れができないなどと言った言葉がかなり聞こえる。こんな時に私たちはどう対応したらいいのだろうか。今は閉塾してしまったが、盛和塾では何度も不況対応について塾長稲盛和夫氏が講演して…
倉庫事業を展開するお客様と顧問契約したので、最近サプライチェーンマネジメントの勉強を進めている。IOTやAIの発達により、サプライチェーンが急速にスマート化している。DASとか、DPSとか分からない言葉が飛び交っている。 ①通信システム、②輸送手段、物…
ティール組織(英治出版)は職場を小単位に分け、単位が自主的に組織を運営していく。 フレデリック・ラルーはティール型自主的組織では、「トータルレスポンシビリティ」という組織の誰もが組織全体に責任を負っていると考える。 現場のあらゆる人間が自分…
申告の時期がやってきた。申告が終われば税理士さん税務調査対応に追われることだろう。税務調査にどう対応するかでお客さんの評価は大きく変わる。私の依頼者でも税務調査で税務署と渡り合い、相当量減額させたり、還付を獲得したりすると非常に感謝される…