農産物ギフト取引における納期遅延事故と責任配分 ―東京地裁令和5年7月8日判決(紅まどんな欠品事件)― 第1 事案の概要 本件は、柑橘類「紅まどんな」をギフト商品(ギフト広告)として販売したところ、納期内に大部分を出荷できなかった欠品事故をめぐり、…
農作業受託 ヤミ小作など 1. 問題の所在 農地の処分は農地法3条の許可を要する。農作業の委託については委任契約であるため許可を要しないとされている。しかし、農地の賃貸と農地の委託とは実際上区別が困難であるため、農作業の委託をヤミ小作と呼ばれたり…
多数のお客を相手に商品を売買する場合に、いちいち契約書を作っていたのではビジネスチャンスを失ってしまう。さほど契約には関心のないお客にとっても面倒なことはしたくないだろう。そこで、契約書とは別に規約を用意することがある。これを私たちは定型…
日本では農地の在り方について農業委員会が絶大な影響力を持っている。例えば農地、権利の移転など処分に際して農業委員会の許可がいる。農地転用許可申請は農業委員会に行い、農業委員会が許可の可否について意見を述べることができる。農業委員会がが否と…
社長退任時の退職金はどのように決まるか。 役員の報酬は株主総会で決めることになっている。しかし、役員退職金規程を作り、株主総会で取締役会一任する決議をすれば、取締役会で決することができる。退任時の月額報酬を基準に計算方式を決めるのが通常だ。…
耕作放棄地に早生樹を植えて有効活用しようという試みがあるようなので、農地で早生樹を育成できるか調べてみました。 農地法との関連では、農地とは耕作目的の土地ということになります。耕作については最高裁が「耕作とは土地に労資を加え、肥培管理を行な…
購入した苗などに不良がある場合には不完全履行と言って賠償責任が発生する。しかし、苗などの場合、苗に不良があったのか、育て方が悪かったのかわからないことがある。病気などもどこでもらったかわからない場合もある。不完全履行といっても農業特有の難…