名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

№2482 労働時間の自己申告は適法か?

雇用契約は労働者が労働を提供して対価として賃金を得る契約であるが、その最も重要な要素は使用者が労働時間を管理し、指揮命令下に置く状態である。この労働時間の管理は原則として使用者の責任において行う必要がある。職場によっては労働者の自己申告に…

№2481 農産物ギフト取引における納期遅延事故と責任配分

農産物ギフト取引における納期遅延事故と責任配分 ―東京地裁令和5年7月8日判決(紅まどんな欠品事件)― 第1 事案の概要 本件は、柑橘類「紅まどんな」をギフト商品(ギフト広告)として販売したところ、納期内に大部分を出荷できなかった欠品事故をめぐり、…

№2480 ヤミ小作って違法?

農作業受託 ヤミ小作など 1. 問題の所在 農地の処分は農地法3条の許可を要する。農作業の委託については委任契約であるため許可を要しないとされている。しかし、農地の賃貸と農地の委託とは実際上区別が困難であるため、農作業の委託をヤミ小作と呼ばれたり…

№2479 ECサイト購入規約の注意事項

多数のお客を相手に商品を売買する場合に、いちいち契約書を作っていたのではビジネスチャンスを失ってしまう。さほど契約には関心のないお客にとっても面倒なことはしたくないだろう。そこで、契約書とは別に規約を用意することがある。これを私たちは定型…

№2478 農業委員会

日本では農地の在り方について農業委員会が絶大な影響力を持っている。例えば農地、権利の移転など処分に際して農業委員会の許可がいる。農地転用許可申請は農業委員会に行い、農業委員会が許可の可否について意見を述べることができる。農業委員会がが否と…

№2477 社長の退職金が90%削られた事例

社長退任時の退職金はどのように決まるか。 役員の報酬は株主総会で決めることになっている。しかし、役員退職金規程を作り、株主総会で取締役会一任する決議をすれば、取締役会で決することができる。退任時の月額報酬を基準に計算方式を決めるのが通常だ。…

№2476 耕作放棄地と早生樹

耕作放棄地に早生樹を植えて有効活用しようという試みがあるようなので、農地で早生樹を育成できるか調べてみました。 農地法との関連では、農地とは耕作目的の土地ということになります。耕作については最高裁が「耕作とは土地に労資を加え、肥培管理を行な…