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孫子

№1067 孫子の極意

№1067 孫子の極意 長い時間かけて孫子を読了した。と言っても日本語訳ですけどね。 毎晩,寝る前に少しずつ。ちょっと読むと眠くなるということを繰り返してきた。おかげで,前の方は忘れてしまった。こんなのを読んだと言えるのかね。でも,読んだには違い…

№1044 卒をみること嬰児のごとし

№1044 卒をみること嬰児のごとし 孫子は言う。 兵士たちに接する態度は赤ん坊に対するようにすべきだという。そうすれば,兵士たちは将軍のために,危険な谷底にだってついていくだろう。孫子はこんな風に表現している。 「卒を視ること嬰児のごとし。故に之…

№1037 天の災いに非ずして,将の過ちなり

№1037 天の災いに非ずして,将の過ちなり 孫子は兵書で,敗北は運のせいにすることはできない。全ては将の責任だと言い切っている。 つまり,軍には脱走者が多く出る場合がある。志気がたんでいたり,軍全体が落ち込んでいる場合もある。秩序を乱して崩れて…

№1033 智者の慮は必ず利害を雑(まじ)う

№1033 智者の慮は必ず利害を雑(まじ)う 孫子の兵法には常に敵との心理的な駆け引きを伴う。戦場にあってはきれい事で物事を進めることはできない。 「兵は詐をもって立ち,利をもって動き,分合をもって変をなす者なり」とし,敵を欺くことを基本として,…

№1027 風林火山

№1027 風林火山 風林火山と言えば,武田信玄の軍旗に使った言葉だ。 其の疾き(はやき)こと風の如く 其の徐か(しずか)なること林の如く 侵略すること火の如く 動かざること山の如く この言葉を孫子は「軍争の法」として述べている。孫子の時代は10万人で…

№1022 衆を治ること寡(か)を治る如く

№1022 衆を治ること寡(か)を治る如く 衆を治ること寡を治る如く。 最近、ちょっとずつ孫子を読んでいる.軍略の本だが、マネジメントにかかわる教訓は宝の如くある。戦略とはよく言ったものだと思う。 孫子は、大兵力を統率していながら、小兵力を統率して…

№1011 彼れを知り己を知らば、百戦して殆(あや)うからず

№1011 彼れを知り己を知らば、百戦して殆(あや)うからず これは余りにも有名な言葉だ。およそ万事に通じる名言だ。ビジネスの世界でも通じると誰もが思っているだろう。有名すぎて、どんな注釈も平凡、月並みで陳腐になりそうだ。 しかし、「彼れを知りお…

№1009 勢とは、利に因りて権を制するなり

№1009 勢とは、利に因りて権を制するなり 孫子は呉王に軍略の基本を説いた。道、天、地、将、法の五事の大切な基本を述べた。孫子は軍略に当たって基本的な理念を用いて国内政治を組み立て、七つの計略を用いれば必ず勝つと述べている。 孫子は小手先の戦術…

№1002 孫子、事始め

№1002 孫子、事始め 孫子曰く、兵とは国の大事なり。 最近、孫子を読み始めた。孫子と言えば2500年ぐらい前、中国春秋時代、呉に使えた将軍、孫武の兵法書だ。孫武の100年以上後、子孫である孫ぴんによって加筆されている。 史記列伝によると孫武は呉王の前…