マイケル・ポーター
「競争しない競争戦略」を読み始めた。企業法務を実施する上では経営学は非常に重要だ。法的な判断は経営者が考える戦略を具体的に見えるようにすることでもあるからだ。著者はマイケル・ポーター学?の専門家だ。 リーガルサービスには経営学は必要 例えば…
№2274 勉強になるなあ。朝ドラ「まんぷく」 NHK朝ドラ「まんぷく」を毎日見てるぞ NHK朝ドラ「まんぷく」では萬平さんが即席ラーメンを開発して成功の第一歩を踏み出した。まだ始まったばかりなのに,なんと,即席麺の特許を無料開放する一方で「日本即席ラ…
№2178 10年先を見越す企業戦略 企業の交流会で「10年先を見越す企業戦略」が話題となった。 マイケル・ポーターは「戦略的ポジションは,1回限りのプランニング期間だけでなく,10年ないしそれ以上の視野を持たなければならない」という。10年先の視野という…
№2132 業界の構造分析と自社のポジション マイケル・ポーターは「競争の戦略」の中で業界分析の重要性を説く(179頁) ポーターは「業界」を「互いに代替可能な製品をつくっている会社の集団」と定義し(19頁),その構造分析と業界内部での自社のポジション…
№1933 法科大学院を例に戦略立案をやってみると 顧客との法律相談では経営戦略に関わる相談も少なくない。法科大学院は顧客ではないが、私は法科大学院の教授(名ばかり教授ですが)をしているのでその経営は気になる。 弁護士は司法試験に合格できないとな…
№1883 立地のパラドクス マイケル・ポーターはグローバル時代にあっても、立地の重要性は変わらない、むしろ重要度を増しているという。彼はこれを立地のパラドクスと表現している。 インターネットや輸送手段が発達し、情報と物との境目が日に日に曖昧になっ…
№1878 何をやらないか。 マイケル・ポーターは「戦略の本質とは、何をやらないかという選択である」という名言を述べている。自社が関わる商品が利益を生み出すチャンスはたくさんある。自動車は利益を生み出すが、部品の供給、生産、販売、それらに関連する…
№1868 知的集団の形成 マイケル・ポーターは「立地」に対する関心が高い。 クラスターと呼ばれる地域集積が企業の競争上の優位を獲得するメカニズムが研究されている。1999年の論文だが、とてもおもしろい。 「グローバル競争の時代における経済地理には、一…
№1848 経済発展と中小企業の役割 マイケル・ポーターはクラスター(産業集積)を先進国と途上国とで比較している。地域の企業が相互に関係を持ち、さらにインフラや政府の援助、大学とのつながりなど産業の地域力のようなものがある。ポーターのクラスター論…
№1846 企業の社会的「絆」と価値の創造 マイケル・ポーターは言う「社会的な絆がクラスターをまとめ、価値創造を助けるのである。」(競争戦略Ⅱ/ダイアモンド社 105頁)。クラスターというのは地域の競争力を生み出す諸関係、諸条件をまとめたものと言うこ…
№1793 情報 マイケル・ポーターは1985年の論文で「情報」について触れている。 1985年言えば、いまからすれば30年前の話だ。だが、その内容は新しい。 マイケル・ポーターはバリューチェーン(価値連鎖)という考え方を明らかにしている。企業活動は仕入れ、…
№1786 組織全体が機能するということ ポーターは効率化の追及と戦略とは違うという。効率化は効率がよくなるだけで新しいものは生まれない。 戦略にはつねに択一的な選択がつきもので、何かを捨てる決意がなければ次は生まれないという。つまり、差別化を徹…
№1781 何をやらないか!戦略の秘訣 マイケル・ポーター「競争戦略論Ⅰ」(ダイヤモンド社)91ページ、トレードオフの考えは実に感動的だ。実にわかりやすい。 ポーターはオペレーション効率は戦略ではないと言い切る。効率は重要だがそれだけを追及していたの…
№1777 競争勝利のベストポジション マイケル・ポーター「競争戦略論」(ダイヤモンド社)を読み始めている。ポーターの論文集だがとてもおもしろい。今回は1996年の論文だが「戦略とは何か」と説明している。 1. 効率と競争とは違う ポーターは効率化と戦略…
№1763 全体戦略とマネジメント 「1分間マイケル・ポーター」(Softbankcreative社)ではポーターの言葉として「戦略立案は最後にホチキス留めすればいいというものではない。」とか、「全体戦略の中ですぐれたマーケッティング戦略が可能になる」とかを紹介し…
№1757 ライバルは必要 「1分間マイケル・ポーター」(Softbankcreative社)、№5、「競争業者がいるから、競争優位を高めることができる」。適切なライバルはいた方が利益が高い。 ライバルの存在によって競争が生まれ、研鑽が始まり業界としての質がアップする…
№1751 課題を求める 「一分間マイケル・ポーター」(SoftBankCreative社)、第4問は「圧力や課題を避けるのではなく、積極的に求めるべきである」という言葉だ。ポーターがこの言葉をどこで言っていたかは知らないが、ポーターの特徴に特定の「セグメント」を…
№1746 戦略の本質は独自の道を見いだすことにある 「1分間マイケル・ポーター」はポーターの一言集だが、マイケル・ポーター勉強のドリルのようなもので、この一言をきちんと解釈できればポーターの復習になる。 今日は「戦略の本質は独自の道を見いだすこと…
№1741 問題単純化と決断力の源泉 これは私がこうありたいという理想像なのだが。 頭のよい人ほど物事を単純化する。頭の悪い人ほど物事を複雑にする。 頭のよい人は決断力があり、頭の悪い人は決断力がない。 しかし、頭のよい人間は様々な要素を考える。頭…
№1737 未来は選ぶものです 経営者は今を決めるために未来を考える。不確実性というリスクを背負うのが経営者の使命だ。とは言っても不確実性は常に科学されなければならない。科学とは事実に基づき、判断していく過程だ。 マイケル・ポーターは「未来につい…
№1726 「模倣」と競争優位 ポーター曰く、「戦略の本質は独自の道を生み出すことにある。」 マイケル・ポーターの勉強が進んできたところで、「一分間マイケル・ポーター」を順次読んでいる。ポーターの一言集で、その意味を解釈することで、ポーターの勉強…
№1719 競争は幸福をもたらすか? 「競争とは偶然の産物でもなければ不幸な出来事でもない」 「1分間マイケル・ポーター」(Softbank creative社)の第2の言葉はこれだ。 この本の解説によると、正確には「一つの業界における競争とは偶然の産物でもなければ…
№1717 1分間マイケル・ポーター マイケル・ポーターの勉強もだいぶ進んできたので、おさらいのために「1分間のマイケル・ポーター」(ソフトバンククリエイティブ社)という本を買ってきた。これをちょっと読んで、マイケル・ポーターのどの部分のことが言わ…
№1714 補完品(Complementary Products)と競争優位 マイケル・ポーターの「競争優位の戦略」もやっと終盤に入ってきた。あと少しで読了だ。 今回は補完品と競争優位の関係だ。 complementary という言葉は「補完」と訳すけれど、英英辞典をみるとこんな風に書…
№1699 組織の相互活用、企業連携の水平戦略 独立した事業単位や、独立した企業が相互に連携をとることにより、さらに大きな効果を獲得する戦略は水平戦略を呼ばれている。「戦略」というからには特定の目的のために相互関係が作られていく。 事業単位の連携…
№1691 中小企業連携、水平戦略の重要性 マイケル/ポーターの「競争優位の戦略」(ダイヤモンド社)もだんだん終盤に入ってきて、多数の事業単位を持つ企業の水平戦略という部分の勉強に入っている。巨大企業はたくさんの企業の集合体みたいなところがある。 …
№1689 企業間の水平戦略 マイケル/ポーターは事業単位(business unit )の相互関係(corporate strategy)について論じている。企業が多角経営に乗り出す場合の有効性とその実現方法がテーマだ。多角経営することで多角的な分野から利益をあげることができたり…
№1684 企業相互関係から生まれる魔法の正体(シナジー効果) 愛知中小企業家同友会には経営相談室というのがあって、弁護士、税理士、社労士、コンサルタントなど専門家が会員向け相談活動を行っている。専門家の立場から同友会に貢献しようというもので、中…
№1671 代替品と新しい発想 従来の商品に対して代替品が見つかることで、新たなビジネスチャンスが広がる。これまではタイプライターだったが、ワードプロセッサーがとって変わった。「ワープロ」は電気的信号によって文字を生み出す点でそれまでにない発想だ…
№1661 イノベーションと事業の「飛躍」 当事務所豊橋事務所主催の講演が無事終わった。来ていただいたみなさま,ありがとうございました。必ずやみなさまのお役に立てたことだと革新しております。それほど小出先生の講演はすばらしかったです。 小出さんは…