名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

事務所ポリシー

№2319 事業の目的、意義を明確にする

№2319 事業の目的、意義を明確にする 当事務所は中小企業法務に取り組む法律事務所です。当事務所の事業の目的,意義について考えてみました。 当事務所の企業観 企業は生まれながらにして社会的使命を持っている。一人,数人の種から始まった企業に新たな人…

№2223 事務所のポリシー,私たちの価値観

№2223 事務所のポリシー,私たちの価値観 私の事務所は事務所のミッション(社会に対する責任)をあらためて検討しはじめている。これまでの私たちの活動など含めて整理してみた。今後,これをたたきだいに事務所全体で議論を始めることになるだろう。 事務所…

№2091 顧問弁護士との連携

№2091 顧問弁護士との連携 大企業では顧問弁護士との連携は当たり前になっている。大企業の場合,法的リスクの大きさが半端ではないことも多いので高額な顧問契約も必要なコストと考えている。 しかし,中小の場合,毎月5万円程度支払う顧問契約も「無駄」と…

№2000 サモトラケのニケ(2000号記念)

№2000 サモトラケのニケ(2000号記念) ついに2000号となりました。みなさまのおかげです。みなさま、ひきつづきご愛読くださいませ。 でも、本当は90個番号がずれているので、次回は2091号となります。 このブログは2008年6月20日に開設されました。実に11年…

№1993 経験ある弁護士の意味

№1993 経験ある弁護士の意味 弁護士もキャリアによって違いが出てくる。 一般に若い弁護士の場合,依頼者にとっては話しやすい。活動量が豊富で適切な指示があれば,調査能力も高い。 では,弁護士のキャリアはどこで生かされることになるのだろうか。 キャ…

№1981 「幹部満足」の悩み

№1981 「幹部満足」の悩み 中小企業の場合、採用した社員が定着し、さらには成長させていくことは大変な作業だ。幹部として組織の責任を担ってくれるというのであればしめたものだ。こうした幹部が増えていくことによって組織は拡大する。当然事業も伸びる。…

№1961 結果にかかわるコンサルティング

№1961 結果にかかわるコンサルティング 当事務所の企業法務は徐々に進んできて、最近はコンサルタントと呼ばれる職業の人々と接することもできてきた。私たちは法律家であってコンサルタントではないが、コンサルタントのような領域も仕事の範囲にしている。…

№1958 コンサルティングの意味

№1958 コンサルティングの意味 昔よんだ「経営コンサルティング」(生産性出版)をまた読んでみることにした。昔とはずいぶん印象が違う。 知識の移転(knowledge transfer) コンサルタントはクライアント組織の運営や発展に効果的である。それは組織の管理や…

№1923 リスクゼロなんてない

№1923 リスクゼロなんてない 1. リスクゼロ、NGの誘惑 ビジネス法務4月号に著作権とリスクの関係の記事が掲載されている。 DeNAがグーグル検索結果上位獲得のためにでたらめな記事や著作権違反記事を掲載していたことに言及し、法的リスクに対して「絶望的な…

№1887 あけましておめでとう。アンドリュー・カーネギーの墓碑銘

№1887 あけましておめでとう。アンドリュー・カーネギーの墓碑銘 みなさま 明けましておめでとうございます。今年も名古屋E&J法律事務所をよろしくお願いします。 アメリカ鉄鋼王,アンドリュー・カーネギーの墓碑銘には次のようにあるそうです。 「おのれよ…

№1820 憲法を守ろう

№1820 憲法を守ろう みなさま 今度の選挙は憲法改正を問う重要な選挙です。 私は憲法改正に反対しています。憲法を守ることは法律家の使命だと考えています。 1. 今の憲法が何を守っているか 今の憲法は個人の尊厳を最高の価値としたものであり、人権尊重と…

№1800 サモトラケのニケ

№1800 サモトラケのニケ ついに1800号となりました。みなさまのおかげです。みなさま、ひきつづきご愛読くださいませ。 以下はこのブログ100号の時の記事です。今でもこの気持ちには変わりありません。世界史という大海の中で、私という存在が息づくことが私…

№1794 弁護士業界の分析

№1794 弁護士業界の分析 弁護士業界はいろいろ競争が激しくなって混沌としている。弁護士も経営戦略を持たなければ生き抜けない状況下にあるし、確かな経営戦略を持てば持続的発展が約束される。 私たちの業界で最も注目を浴びているのは「広告宣伝」という…

№1787 経営理念の重要性

№1787 経営理念の重要性 当事務所の中小企業法務のコンセプトは「経営判断に踏み込む」だ。法律業務は一般的には「リスク回避」だが、さらに踏み込んで法律判断が利益をもたらすもとなる必要がある考えている。私たちはこれを戦略的法学と呼んでいる。 これ…

№1758 大企業社員の名刺をどうしようか?

№1758 大企業社員の名刺をどうしようか? 大企業が参加している会合に参加すると、大企業の社員の名刺が手に入る。こういう名刺はどうしようか、うちの事務所で問題になり、どうもいいアイディアがなくて困っている。捨ててしまうのももったいない。 事業展…

ご案内 「百戦百勝の事業支援サポート術」

E&J法律事務所主催 ご案内 「百戦百勝の事業支援サポート術」 E&J 豊橋法律事務所では中小企業向けブランディング勉強会を開催します。みなさま,是非ご参加下さい。 当事務所は「経営判断に踏み込む」企業法務をめざしております。 これまで,シリーズ…

№1669 企業法務って修羅場かな?

№1669 企業法務って修羅場かな? 弁護士の業務は平時にあっては法律相談とか契約書の点検だとか、リーガルリサーチとかなんとく学者めいたところがある。裁判の場合、法廷そのものは相手方や裁判官を相手にしているので、法律上の理屈がどこまで通用するかが…

№1631 当事務所の経営戦略

№1631 当事務所の経営戦略 1. 競争戦略の選択 法律事務所の競争は激しい。弁護士業のような専門性の高い職種は「規模の経済」はなかなか働かない。大量処理によってコストが下がるといっても弁護士の場合は知れている。むしろ,大量処理を目指すことで依頼者…

№1620 犯罪者を弁護するということ

№1620 犯罪者を弁護するということ 私たち弁護士は犯罪者を弁護する。時に殺人犯などの凶悪犯罪者も弁護する。こういった問題については社会からいろいろ非難があって,世間の耳目を集めた事件の担当弁護士事務所のところにはいやがらせの電話が殺到すること…

№1570 何のために生きていくか

№1570 何のために生きていくか 人はいいときばかりとは限らない。苦しいときだってある。眠れないほどつらいときもある。精神的にまいってしまって,少しのことでがっかりしてしまうこともある。精神の弱さが肉体に表れてしまう,そういう極限状況はある。私…

№1555 交通事故,離婚,相続も取り扱います。

№1555 交通事故,離婚,相続も取り扱います。 当事務所は中小企業問題を専門に扱っている。しかし,「離婚事件も扱っているんですか?」と聞かれてしまった。うちは,企業事件ばかりでなく,一般市民事件も扱っている。中小企業の場合,事業主と会社の距離が…

No.1545 京都の町から

№1545 京都の町から 紅葉も終わりかけの京都で観光客も多い。 当事務所は京都に支店を出そうかと考えている。それは,私が京都と縁が深いからだ。事業を拡大するときにどうしても自分の慣れ親しんでいるところが念頭に浮かんでしまう。 どんな事業でもそうだ…

№1530 経営者のあり方と人生の方向

№1530 経営者のあり方と人生の方向 経営が徐々にうまく行き始めるとだんだんと社長が現場から遠ざかるようになっていく。社長自らが動かなくとも社員達が動いてくれる。社長は全体をマネジメントするのであるが,このマネジメントの仕事はあいまいでとりとめ…

№1503 自分の商品は何か

№1503 自分の商品は何か 私が所属している中小企業同友会ではいろいろ集まりで自分の経営を発表する場がある。中小企業法務を専門としているが,ある会員から「籠橋さんの言う中小企業法務って何ですか」という質問を受けた。 事業を実施する上で最初の問い…

№1487 新しい法律事務所へ,組織を新しくするということ

№1487 新しい法律事務所へ,組織を新しくするということ わずか3日の滞在だったがワシントンDCに行ってきた。ここのところ中国やアジアのことばかり考えていたのでちょっとしたカルチャーショックを受けてしまった。なんだか自分の立ち位置が小さく感じられ…

№1422 弁護士の心得「常に前向きであること」

№1422 弁護士の心得「常に前向きであること」 中小企業法務の場合,実に多様な相談を受ける。社長や親族の個人的な相談から会社の存亡のかかわる重大な相談まであるし,トラブルが起こってからの対応もあれば,これから事業を行う場合のリスクもある。 しか…

№1369 会社顧問の役割

№1369 会社顧問の役割 顧問弁護士の役割はないようなあるようなところがある。 順調に動いている企業については日常的な顧問契約は必ずしも必要ない。しかし,中小企業の場合,常に順調でもない。よく整理すれば行うべき課題は存在する。顧問弁護士の役割は…

№1347 若い弁護士達へ

№1347 若い弁護士達へ 最近は法律家への魅力がどんどん減っている。 やたらと広告宣伝している法律事務所も増えてきている。どう考えてもまるでドラッグストアのようにお安く法律事務所を展開している。彼らに「正義」に生きようという志があるのだろうか。 …

№1310 あけましておめでとうございます。

№1310 あけましておめでとうございます。 みなさま,あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願い致します。 今年は,長男ひーちゃんは就職し,長女はーちゃんは大学4年生になって研究が本格化し,次男なーちゃんは大学生になる予定です。 彼らの…

№1238 弁護士の交渉術

№1238 弁護士の交渉術 弁護士は交渉がすぐれていると思われがちだ。しかし、交渉術と言っても特別なものがある訳ではない。すぐれた材料、すぐれた理屈、最後は法による担保がものを言う。 Step 1 利害得失と目標設定 私達が交渉する場合、まず、依頼者の情…