名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

№1981 「幹部満足」の悩み

№1981  「幹部満足」の悩み

 中小企業の場合、採用した社員が定着し、さらには成長させていくことは大変な作業だ。幹部として組織の責任を担ってくれるというのであればしめたものだ。こうした幹部が増えていくことによって組織は拡大する。当然事業も伸びる。

 社長の力量による成功は会社の着火点でしかない。組織にはさらに持続し、成長することが求められている。そのためには着火した火を引き継ぎ大きくする人が不可欠だ。

 当事務所も組織が大きな過渡期になっている。社員満足、特に勤務弁護士たちの「満足」「成長」というのは何だろうか悩みはつきない。

 法律事務所の場合、弁護士は法律サービスの提供者であると同時に、組織経営に責任を持つ幹部でもある。一方、普通の職場と違って弁護士には本来的に独立志向がある。組織への定着をはかるためには組織に所属することが独立することより魅力的でなければならない。

 こうした独立志向のある幹部たちの「満足」というのはなんだろうか。私は次の2つではないかと思う。
   ① 時間と所得が保障され、家族の幸福を実現できる。
   ② 弁護士として未来像を見つけることができる。

 個人の力で所得を確保し成功したいというのであれば独立するだろうし、組織の力で所得を確保し成功したいいうのであれば組織に残るだろう。

 それは当事務所で弁護士として成功するということはどういうことであるかを明確にすることに他ならない。組織の幹部というのはそういう存在だ。つまり、企業理念を共有し、企業の成功が直接幹部個人の成功と結びつくような存在だ。

 もちろん、必要なのはプロセスだ。つまり、幹部のあり方が分かっていても、幹部になって成長してもらわなければならない。成長のプロセスをどのように描けるか、それは組織の教育力だ。幹部には幹部の教育プログラムがあるはずだ。

名古屋E&J法律事務所へのお問い合わせはこちら
              → http://www.green-justice.com/business/index.html 

イメージ 1