名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

№354 保険医協会

№354 保険医協会 私の事務所では愛知県保険医協会で講演を行った。 保険医協会は文字通り保険医の団体で,開業医や民間病院の医師らが加盟している。各都道府県に組織があり,全国的には保険医団体連合会という組織がある。 全国保団連の会長挨拶では,「保…

№253 「さぶろく」協定

№253 「さぶろく」協定 三六協定をご存じだろうか。 病院などでは三六協定すらないまま,勤務医などを残業させている例もある。 労基法によると労働時間が法定されている。それによると,1日の労働時間は8時間(32条2項),1週間に40時間を超えて働かせては…

№352 中小企業の債務相談

№352 債務の相談 最近、また中小企業の借金に関する相談が増えてきたようだ。 企業の業績はまだ回復していない。売り上げにして25%減で推移しているというところが平均的なところだろうか。70%減とか50%減とかいうのは減っているようだ。 友人の会社では…

№351 建築紛争

№351 建築紛争 法律の分野でも住宅販売、建築にまつわるトラブルは少なくない。 その大きな理由は、契約関係が曖昧であることと、建築そのものについて、シロウトではなかなか点検できないところがあるからだ。建物については見えない部分もあり、点検できな…

番外 雲仙から名古屋へ

弁護士も時々全国的に集まって研修などをやることがある。今日は雲仙のホテルだった。雲仙はご存じ温泉街だが、古くに設備投資して以来、あまり更新されている様子がなかった。なんだが古びて若干だが活気を失っている感じだったかな。 私たちは2日前には長…

№350 ありがとう

№350 ありがとう 経営者は「ありがとう」という言葉を大切にする。 仲間に対する感謝、お客さんに対する感謝、会社に対する感謝、世間に対する感謝といろいろな意味での感謝、謙虚さが大切だと考える。 若い頃 何でも感謝ということに妙な反発があった。感謝…

№349 かみからの風

№349 かみからの風 私のお気に入りブログに「かみからの風」がある。筆者ドンキホーテさんは毎朝、日経新聞を読んで気がついた記事についてコメントを入れている。時々広告にまで眼が向いて紹介されおり、いろいろな読み方があるものだと感心している。 http…

№348 勤務医の当直 (2)

№348 勤務医の当直 (2) 私は,勤務医であっても,権利義務で構成される契約関係はきちっとされるべきだろうと思う。医は仁術であるから奉仕しろとか,医師は高給取りだから多少は働けと言った誤った価値観修正されるべきだろう。 勤務医の宿直については,最…

№347 勤務医の当直 (1)

№347 勤務医の当直 (1) 勤務医の場合、当直というのがある。病床のある病院では夜間の不測の事態に備えて、医師は待機しなければならない。この当直に対しては当直手当で片付けられていることが多い。 当直の場合、通常の勤務形態とは異なる。当直の理想型は…

№346 クイズ 労働時間

№346 クイズ 労働時間 次のものは労働時間に当たるか。 ① 作業着への着替え時間 ② 朝のラジオ体操。 ③ 朝礼 ④ 朝のお掃除 ⑤ 機械点検 ⑥ サービス残業 ⑦ 終業時の点検 ⑧ 当直、日直 ⑨ 企業外研修 ⑩ 企業運動会 答え 社内で義務づけている場合(事実上、義務づ…

№345 やってみよう

№345 やってみよう 私は時々自分が天才じゃないかと思うときがある。 こんな話を妻や娘、息子に話しても相手にしてくれない。 どこが天才かというと、時々、思いもよらぬひらめきがやってくるのだ。いろいろな難題があって、困ってうんうん唸っていると、活…

№344 サービス残業

№344 サービス残業 労働者は「労働」を提供し、「賃金」という対価を受け取っている。労働というのは使用者の指揮命令下におかれて行動することを意味にしている。 これは時間が目安に使われることもある。「労働時間」だ。労働者は労働のために一定時間を拘…

№343 勤務医の労働の特徴

№343 勤務医の労働の特徴 今日は新しい背広です。私の場合、同じような背広ばかりなので傍目には新しい背広かどうか分からないかもしれません。 さて、勤務医はかなり特殊な労働者だ。医師だから、単純に商売で割り切るわけにはいかない。 医師は患者を救う…

番外

番外 旧友に会った 京都のいつもの小料理屋で古くからのつきあいのある弁護士に久しぶりにあった。根本議論の好きな彼とは大いに日本を論じた。なんだか学生のようだが、弁護士になったからには志を持とうじゃないかとか、我が事務所は日本を担えるかとか、…

№342 バロン薩摩

№342 バロン薩摩 さて、バロン薩摩は明治維新後現れた稀代の浪費家だ。 本名は薩摩治郎八。明治34年に生まれ、昭和51年に死亡した。放蕩の限りを尽くし、最後は零落し、浅草ストリップに通い続けた。そして、浅草のストリップ小屋の花形と再婚した。妻は結婚…

№341 紀伊国屋文左衛門

№341 紀伊国屋文左衛門 元禄(げんろく)時代(1688~1704)の豪商。通称紀文、俳号千山(せんざん)。若年のとき暴風雨をついて故郷紀州(和歌山県)から蜜柑(みかん)船を江戸へ回漕(かいそう)し巨利を得たことや、遊里吉原での豪遊の話などで知られる…

番外 宴会続いてダイエット

番外 宴会続いてダイエット ここんとこ宴会続きだ。私は目の前の食べ物を食べてしまう習性があって,犬みたいだ。時々,人の分まで食べてしまう。それも,知らない間にだ。気づくと,人のお皿に手が伸びていることがある。 だから,宴会などあると,満腹でも…

№ 340 ないと思えばなくなる?

№ 340 ないと思えばなくなる? あると思えばある。ないと思えばない。この世のことはみんながあると思っているからある。「ある」というのはみんなの約束事でしかないのではないか。みんながないと思えば世界はなくなる。 小学生のころ、こんなことを本気で…

№339 グラミン銀行(Grameen Bank)

№339 グラミン銀行(Grameen Bank) バングラディシュは世界で最も貧しい国の一つだ。人々は自立するすべを知らず、極端な低賃金にあえいでいる。貧しい者は銀行も利用できない。そんな中、1979年に貧困者向け無担保融資の実験が試みられた。 経済的自立を行う…

№338 中小企業憲章の問題点

№338 中小企業憲章の問題点 中小企業家同友会では中小企業憲章制定運動を展開している。中小企業憲章は、EUの小企業憲章をモデルに作成されたものだ。その趣旨は、中小企業企業中心の経済、文化、社会を作ろうという野心的なものだ。 確かに経済の主役を中小…

№337 契約締結上の過失

№337 契約締結上の過失 ブログを見ていただいた人からの相談で、契約締結前の過失が問題になる事例があった。 家屋の解体を頼まれたのだが、いざ、とりかかろうとしたら別の業者に頼んでしまった。損害賠償請求できるかという相談だ。 まず、問題になるが果…

№336 ホールディングス

№336 ホールディングス 持ち株会社というのは他の会社を支配する目的でその会社の株式を取得する場合を言う。少数が、多数の会社を支配するもので、戦前の財閥はその例だと説明される。コンツェルンですな。 日本では三井、三菱、住友、安田などの財閥があっ…

番外 相談募集

最近ブログネタに困るようになった。 このブログの読者の方で、中小企業法務に関する相談があればリクエストしてください。よいネタを提供していただいた方には、このブログで回答したいと思います。ゲストブックか、メールでどうぞ。離婚の相談とか、交通事…

№335 夢の超特急

№335 夢の超特急 新幹線の中でブログ記事を書いています。 夢の超特急は昭和39年に開通した。 幼かった私は父に連れられて「ひかり号」に乗車したことを鮮明に覚えている。 雨が降って、下に流れるはずの雨粒が横に流れていった。 ひかり号にはビュッフェが…

№334 詐欺師

№334 詐欺師 世の中には詐欺師がたくさんいる。傍で見るとばかばかしいが、詐欺で騙される人は後をたたない。中小企業家はリアリストほとんどだが、儲け話に騙されることがある。 広く大衆から多額のお金を集める詐欺では、インチキ宗教を利用したものが多い…