名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

№2117 統計学ってどこまで使えるんだろう?

№2117 統計学ってどこまで使えるんだろう? 「数値化仕事術」(PHP)では統計学をどのように仕事に生かすかをわかりやすく論じている。数学を知らないオヤジにもわかりやすく紹介しようとしている。 単回帰分析 今は回帰分析に関する部分を読んでる。 単回帰…

どうでもいいこと 事務所を好きになる

どうでもいいこと 事務所を好きになる 大好きな職場のためにいっしょうけんめい働く、そんな風になればいいと思うのですが、そんなことは本当にあるのでしょうか。 職場は働く場、好き嫌いにかかわらず仕事を通じて人間関係ができあがる場です。それがよい、…

№1216 オープンイノベーションと法務

№1216 オープンイノベーションと法務 オープンイノベーションって知ってます? オープンイノベーションは2003年ハーバードビジネススクールプレスの出版から始まった。インターネット発達は情報の交換量を飛躍的に発展させ,世界のあらゆる場所どうしで,相…

№2115 雀

№2115 雀 雀が属するスズメ目スズメ科スズメ属は鳥類最大の「属」なのだそうだ。アジアからヨーロッパに広く分布している。そういえば、ベルリンに行ったときにスズメがいたな。 私の場合、スズメというとスズメ取りの思い出ばかりだ。軒先にある巣からひな…

№2114 やってみようプロセス分析

№2114 やってみようプロセス分析 「数値化仕事術」(PHP)はおもしろい。数字で客観しようというのだが、数字そのものの重要性というよりは、数字をいかに作るかという分析の視点を提供している。その一つが「プロセス分析」だ。 どんな商売でも必ず次のプロ…

№2113 会社売却は本当に得策か?

M&A

№2113 会社売却は本当に得策か? 事業承継が大きな問題になっている。中小企業のM&Aも盛んだ。 たとえば,純益1億円前後の中小企業だと5億円から8億円で売れる。起業してこれくらいの価格で売れると中小企業のおやじの一生としては十分だろう。しかし,本…

№2112 信託はどこまで使えるか?

№2112 信託はどこまで使えるか? 平成18年信託法が改正され(平成19年施行),信託がやりやすくなっている。事業承継についても徐々に信託が利用されるようになっており,どこまで使えるか模索が続いている状況だ。 信託というのは不思議な制度で,自分の財…

№2111 取引コスト

№2111 取引コスト 取引は不確実なものだ 取引コストという考え方は私たち法律家にとってかなり有益な考え方だ。 取引は相手があるので,いつも不確実性がある。「信頼」というのは,不確実だが信頼するという意味だ。 契約はこの不確実性に伴うコストをいか…

№2110 奥さんは家政婦ではありません

№2110 奥さんは家政婦ではありません 当事務所は離婚の相談もしています。 最近の傾向として、夫が家計を管理する事例で家庭が破綻する例が増えてきているように思います。 夫は妻に給料などの収入を一切知らせず、毎月の生活費だけを渡すというのです。生活…

№2109 データに意味を持たせる

№2109 データに意味を持たせる 最近「数値化仕事術」(PHP)を読んでいる。簡単だがなかなかおもしろい。 なんでもデータに意味を持たせることが大切なのだそうだ。 インフォメーションは「データを整理し,意味を持たせるもの」という意味らしい。データは…

№2108 不正が発覚するとき

№2108 不正が発覚するとき 本社雇われ社長,子会社雇われ社長,ともかく社長と名の付くからには権限が大きいので不正が生まれやすい。社長でなくとも権限の大きい社員では不正が生まれやすい。営業と経理の分離,金銭支払い権限と金銭出納と分離など相互監視…

№2107 中小企業での子会社の管理

№2107 中小企業での子会社の管理 中小企業でもホールディングスにすることがあります 企業がある程度大きくなってくるとホールディングスタイプの会社にするという構想が出てくる。子会社のタイプはいろいろだ。 ① 流通,製造,販売といった具合に会社の機能…

№2106 経営感覚を磨くために営業に取り組む

№2106 経営感覚を磨くために営業に取り組む 「経営の哲学」もいよいよ終わりになった。この本は「営業」の話なのだが,経営全般につながる極意もたくさん書かれてあって,経営の勉強になる。 営業には経営感覚が必要 この本の終わりの方の記事が「一流営業マ…

№2105 エリート社員たちの老後

№2105 エリート社員たちの老後 私は今年還暦を迎えた。還暦なんてくそくらえだ。 ともかく、還暦のせいか高校、大学の同級生たちがよく集まる。それぞれいろいろな人生を送っているが、中には大企業に入ってエリートコースを歩んだ人間も少なくない。 生き残…

№2104 ソフトウェア開発契約の特徴

№2104 ソフトウェア開発契約の特徴 IOTが脚光を浴び、システムはますます重要になっている。たとえば製造管理をめぐるシステムを導入する場合などは製造プロセスに携わる各社員がこのシステムになれなければならないので経営者としてはかなり覚悟が必要だ。 …

家族でライン はーちゃんかわいい

家族でライン はーちゃんかわいい 一人暮らしをしている長女はーちゃんがかわいいラインを送ってきました。 社会人になったはーちゃんですが、京大にいた頃よりかわいらしくなってしまったような・・・・

№2103 惰性では新しいステージにたどり着けない

№2103 惰性では新しいステージにたどり着けない 攻めの姿勢の人格像 「経営の哲学」(高野孝之著)には「惰性では新しいステージにたどり着けない」と言っているこんな言葉を読むと,営業マンというのは攻めの姿勢であり続ける人格像だなと思えてくる。いつ…

№2102 不動産,成りすまし詐欺

№2102 不動産,成りすまし詐欺 なりすまし詐欺はこんな風 ここのところ不動産詐欺,なしすまし詐欺が増えているようだ。本人になりすまして,偽の住民票,あるいは偽のパスポートを使って本人になりすまして不動産を売却する手口だ。 なんで,そんなことが,…

№2101 人を生かす経営

№2101 人を生かす経営 私はドラッカー主義者だ。 彼の言葉にこんな言葉がある。 部下の弱みに目を向けることは愚かであるばかりでなく,無責任でもある。上司たる者は全ての者が自らの強みをできるだけ生産性豊かなものになるよう仕向ける責任を組織に負って…

№2100 人生の節目が多すぎる!

№2100 人生の節目が多すぎる! 還暦だぜ、やんなっちゃう 今年は何と還暦を迎え,髪の毛もすっかり白くなってしまった。先日,顧問先の社長と話していてそんな話をすると,「今時,60なんて若い,若い。人生後半戦が始まったばかりやがな。」と関西弁で話し…

№2099 ソフトウェア開発トラブルの特徴

№2099 ソフトウェア開発トラブルの特徴 ソフトウェア開発トラブルはかなり難しい。 1. 二重の専門性 システム開発,ソフトウェア開発では次の点で二重の専門性があり,第三者が問題点を解明するのが難しい。 ① ITという特殊な用語を使う,専門性の高い領域で…

№2098 お客様の感情的なノー

№2098 お客様の感情的なノー 「営業の哲学」(高野孝之著)にはお客様からのクレームについて触れている。 ここではこんな言葉から始まっている。 「お客様は,論理的な『イエス』よりも,感情的な『ノー』を優先する。」 理屈ではわかっていても,感情を害…

№2097 会社の崩壊,負のスパイラル

№2097 会社の崩壊,負のスパイラル 民主党から民進党へ、さらに分裂して希望の党へ。何をやってもだめなものはだめで、参加している議員たちは、「崩壊」というのはこういうことを言うのだろうと嘆いているいるに違いない。 世の中,打つ手打つ手が裏目に出…

№2096 土壌汚染と売買

№2096 土壌汚染と売買 土壌汚染にかかわる条項は大切 平成15年,土壌汚染対策法が施行されて以来,不動産取引業界での土壌汚染に対する関心は高い。工場跡地の売買では土壌検査が当たり前になっているし,不動産鑑定に当たっても土壌汚染の実態を考慮するよ…

家族でライン 歯医者って行かないよね

家族でライン 歯医者って行かないよね。 歯医者に行かなきゃいけないけど、なかなか行かないんですよね。 長女はーちゃんには虫歯がない。長男ひーちゃんはちょっと問題があるが歯の健康はいい。次男なーちゃんはちょっと問題。でも、総じて健康だ。私の子供…

№2095 還暦も悪くない

№2095 還暦も悪くない 私は今年還暦だ。年取った感じで本当にいやだ。かねてから「私には誕生日はない」などと言っている。 誕生日のお祝いもいらない、忘れてほしい。まして、還暦なんて、などとうそぶいていた。 十二支×5回=60年 ということらしい。赤子…

№2094 ホールディングス

№2094 ホールディングス ホールディングスの意味 子会社をたくさんぶら下げている親会社はホールディングスと呼ばれたりしている。会社の親子関係は会社法2条3項に子会社の定義があり,基本的には過半数の株式について持っている側を親会社,持たれている側…

№2093 いいときこそ危機意識をもつ

№2093 いいときこそ危機意識をもつ 「営業の哲学」(高野孝之著)は一流営業マンは「いいときこそ危機意識を持ち、悪いときは可能性を感じる」と述べている。このタフな精神は営業マンといわず、事業にかかわる者すべてに通じる発想だ。 「いいときこそ危機…

№2092 公害対策に対する企業リスクと企業の社会的責任

№2092 公害対策に対する企業リスクと企業の社会的責任 先日,名古屋の商工会議所で環境ガバナンスをテーマに講演しました。3時間ぐらいの講演ですが,エッセンスです。 1. 公害リスク 日本の歴史上,公害は最大の環境リスクとして現れている。ひとたび公害事…

№2091 顧問弁護士との連携

№2091 顧問弁護士との連携 大企業では顧問弁護士との連携は当たり前になっている。大企業の場合,法的リスクの大きさが半端ではないことも多いので高額な顧問契約も必要なコストと考えている。 しかし,中小の場合,毎月5万円程度支払う顧問契約も「無駄」と…