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№2100 人生の節目が多すぎる!

№2100 人生の節目が多すぎる!

還暦だぜ、やんなっちゃう
 今年は何と還暦を迎え,髪の毛もすっかり白くなってしまった。先日,顧問先の社長と話していてそんな話をすると,「今時,60なんて若い,若い。人生後半戦が始まったばかりやがな。」と関西弁で話していた。

 この社長,製造業で奮闘してきて,なんと62才の時,上海で工場を立ち上げた。中小企業のおやじは手作りで海外に展開し,上海工場は今では数億の資産価値をもつ会社になっている。彼は80才を超え,さすがに息子に会社を任せている。カーネルおじさんも65歳ぐらいのときに一旦破産し、その後ケンタッキー・フライド・チキンを築き上げている。

えっー、まだ30年もあるぜ
 日本人の平均寿命は90才にもなっている。「人間50年」時代であれば,60才は人生のロスタイムみたいなもので,運良く生き延びているという感じだろう。しかし,いまや、60歳で死んでしまうと「まだ若いのに」なんて言われてしまう。

 いまどき、90歳まで生きることを前提に人生設計をしなければならなくなってしまった。織田信長のように「太く、短く」なんて通用しない。

 しかも、時代の変化は信じられないくらい速い。単位時間当たりの経験量も「人間50年」時代の比ではない。同じ50年生きても、「人間50年」時代の1.5倍の経験量を持ってるような気がする。時代は「人生,太く、長く」となってしまったのではないだろうか。

近頃、人生節目が多すぎ!
 こうなると、最初の30年が成長期(第1次人生目標)、次の30年が子育て(第2次人生目標)、次の30年が(第3次人生目標)、残りの10年が人生のロスタイムという感じかな。

 人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり
一度生を享け、滅せぬもののあるべきか

 熊谷直実平敦盛の首うち、悔恨のうちに52年の人生をまっとうした。人間(じんかん?)界ははかない、無常だと言った。その通り。私が90才の寿命を全うできれば,そのときにはきっとそう思うだろう。でも,60歳になった今はまだ30年もある。無常など感じてる余裕などない。人生後半戦の始まりだな,てな感じだ。

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