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№2093 いいときこそ危機意識をもつ

№2093 いいときこそ危機意識をもつ

 「営業の哲学」(高野孝之著)は一流営業マンは「いいときこそ危機意識を持ち、悪いときは可能性を感じる」と述べている。このタフな精神は営業マンといわず、事業にかかわる者すべてに通じる発想だ。

 「いいときこそ危機意識を持つ」とは何だろうか。
 いいときにはいいだけの成功要因が必ず。例えば、お客が持続的に来ているとき、それはウェブサイトの宣伝効果があったということかもしれない。しかし、ライバルはすぐにあなたのサイトをまねるかもしれない。つまり、成功要因が長く続くか、その保証はあるかといった危機意識を持つことが重要だ。

 「いいとき」にしかできないことがある。「いいとき」の資金を使ってさらに設備投資が必要かもしれない。「いいとき」には人間には気合がはいる。そんなときに人間関係を伸ばすチャンスかもしれない。高野さんは、残念営業マンは「いいときに調子に乗り、悪いときはふてくされる」という。

 タフな精神力というのは、いいときには「危機意識を持ち」次の展開を考えて行動する。悪いときには「可能性」を見つけ出し、次の行動をする。タフな精神はかように深い洞察に裏付けられている。


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