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№2101 人を生かす経営

№2101 人を生かす経営

 私はドラッカー主義者だ。
 彼の言葉にこんな言葉がある。

 部下の弱みに目を向けることは愚かであるばかりでなく,無責任でもある。上司たる者は全ての者が自らの強みをできるだけ生産性豊かなものになるよう仕向ける責任を組織に負っている。
 この責任は人に対する責任でもある。この責任は自らの権限が,その及ぶ範囲の全ての人々にとって,強みを引き出す助けになるよう行使するというものでもある。

 To focus on weakness is not only foolish; it is irresponsible. A superior owes it to his subordinates as productive as it can be. But even more does he owe it to the human being over whom he exercises authority to help them get the most out of whatever strength they may have.

私は弱みばかり見ているいやな所長かもしれない
 これは耳の痛い話だ。私の場合,法律事務所の所長をしているのだが,ともすると部下である若い弁護士たちが期待に沿っていないと考えてしまう。彼らがまとめるのが遅いとか,もっと勉強しなければならないとか,稼ぎが悪いとか,経費ばかり使うだとか,なんでもっと自分を売り込まないのだとか,愚痴をあげるときりがない。

 人間は賢い動物だから,いやな目で見られればいやな目で返答してくる。こんなことでは組織に対する忠誠心も生まれないし,部下である弁護士たちもここで成長できる気がしないなどと思ってしまうだろう。

やはり人を生かす経営が必要ですね
 弁護士の役割は経営の前進と社会貢献だ。綿悔いは彼らの持っている強みが何であるかを知り,目標に向かって自らの能力が生かされるよう手助けする必要がある。

 彼らの弱みだと思われる場所に対して,それは本当は強みではないか,自分と違った個性の表れかもしれないと考えなす必要があるかもしれない。
 彼らの弱みが本当の弱みであれば,彼らがそれを克服できるよう手助けする必要がある。

 これは組織に対する責任とういばかりではない。上司として人として接する者の人に田する義務でもある。 

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