名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2017-01-01から1年間の記事一覧

№2000 サモトラケのニケ(2000号記念)

№2000 サモトラケのニケ(2000号記念) ついに2000号となりました。みなさまのおかげです。みなさま、ひきつづきご愛読くださいませ。 でも、本当は90個番号がずれているので、次回は2091号となります。 このブログは2008年6月20日に開設されました。実に11年…

№1999 アンリ・ファヨール

№1999 アンリ・ファヨール ジュール・アンリ・ファヨール(Jule Henri Fayol、1841年7月29日 - 1925年11月19日)は、フランスの鉱山技師、地質学者、企業経営者で経営学者。管理過程学派の始祖で、「管理原則の父」とも呼ばれる(Wikiより)。 アンリ・ファ…

№1998 看護師の配転

№1998 看護師の配転 最近,当事務所は病院経営サポートに力を入れている。 病院経営は行政上の規制が強い点で特殊な面がある。ただ,日常相談業務で多いのが労働問題だ。私の感じでは,医師の従業員に対する態度はけっこう厳しくて自分勝手なところがある。 …

№1997 強みで人を助ける

№1997 強みで人を助ける 「営業の哲学」(高野孝之著)ではチームワークについて述べている。 と書いてある。 「私は今まで5万人以上の営業マンをみてきましたが、できる営業マンほど、社内の人たちと良い人間関係をついくり、彼らの力をよく借りてきました…

№1996 税理士過誤、3億円請求事例

№1996 税理士過誤、3億円請求事例 最近は企業の相続対策がさかんだ。税金をいかに安く片づけるかは大きな課題となる。 そんな中、最近、相続税対策について説明を誤った税理士が3億2902万7820円支払うよう命じられた判決が出た(東京地裁H28.5.30、判タ1439…

№1995 髪の毛そめるかな?

№1995 髪の毛そめるかな? すっかり白髪になってしまいました 私はこれでも立命館法科大学院教授だ。名ばかり教授ですけどね。 校舎は京都二条駅近くにあって,講義の合間に近所の商店街,床屋に行った。 床屋のおやじ(京都弁だ) 「お客さん,ほとんど白く…

№1994 苦しい時だからこそ

№1994 苦しい時だからこそ 「営業の哲学」(高野孝之著)は「できないことに悩む」ことはないという。 「全ての営業マンは,限られた経営資源の中で営業しています。だから発想を変えて,『会社から与えられたものを最適な形で利用して,最高の結果を出して…

№1993 経験ある弁護士の意味

№1993 経験ある弁護士の意味 弁護士もキャリアによって違いが出てくる。 一般に若い弁護士の場合,依頼者にとっては話しやすい。活動量が豊富で適切な指示があれば,調査能力も高い。 では,弁護士のキャリアはどこで生かされることになるのだろうか。 キャ…

№1992 定年後の再雇用を拒否できるか

№1992 定年後の再雇用を拒否できるか 60才ではまだまだ働ける 継続雇用制度ができて,60才定年に対する各社各様の工夫が行われている。 いまや,60才といういう働いて当たり前,還暦などとんでもないという感じになっている。かつての55才定年制はいったいな…

№1991 M&A株式価格調整条項

M&A

№1991 M&A株式価格調整条項 株価の変動と売買代金 M&Aにおいて株価を決める場合,貸借対照表上の純資産額は重要な要素の一つだ。しかし,契約締結後,代金を支払うまでの間,一定期間がある。その間に純資産額が変動することがある。 特に,大口顧客の代金支…

家族でライン おとうさんの写真

家族でライン おとうさんの写真 名古屋の私学,東海高校は私の出身校です。先日同窓会に出席した写真が,同窓会誌に載りました。なーちゃんは,私と同じく東海学園出身です。

№1990 おそるべし ハダカデバネズミ

№1990 おそるべし ハダカデバネズミ ハダカデバネズミは地中に暮らすネズミだ。 ほ乳類でありながら,なんと「社会性」を持っている。女王ハダカデバネズミがいて大量に子を産み,働きハダカデバネズミが女王や子供の世話をするのだ。ハダカデバネズミの巣は…

№1989 年下の友人をつくる

№1989 年下の友人をつくる 「営業の哲学」(高野孝之著)もいよいよ終わりに近づいてきた。ちょっと飽きてきたかな。 営業の哲学では営業マンの心構えというのもいくつか紹介している。 「仲間からの信頼は決して減らない財産となる」 自分の周囲にはたくさ…

№1988 「株」管理大丈夫ですか

№1988 「株」管理大丈夫ですか 中小企業は株式の管理がいいかげんであることが多い。 古い会社の多くは株券を発行することになっている。しかし、株券を発行していない会社は多い。株券は発行したけれど、どこに行ったか分からないという会社もある。株券は…

№1987 会社を辞めていく君へ

№1987 会社を辞めていく君へ 社長の悩み 社員が辞めるのは経営者としてはかなりつらい。時には辞めてくれて良かった思うことがあるかもしれないが、一般的にはつらい。特に長く勤めている社員がやめるのはいやな気持ちだろう。こうした社長の悩みはある種の…

№1986 顧問契約の核心、どこに価値があるか

№1986 顧問契約の核心、どこに価値があるか 「経営コンサルティング」(ILO編)を読み返している。少々退屈だが得るものも多い。この本はかなり古い本だが「コンサルティング」という職業を多角的に分析している。 顧問契約はコンサルタントの一つと言ってよ…

№1985 社長は呉起に学べ

№1985 社長は呉起に学べ 呉起 呉起は紀元前400年ころの中国の軍事思想家だ。軍師ですね。司馬遷の史記列伝では孫子に並んで紹介されている。 「呉起がいくさに出るときには、士卒の最も低いものと衣服も食事も同じにし、寝るにもしとねをしかず、行軍にも馬…

№1984 卸売市場の契約関係

№1984 卸売市場の契約関係 弁護士はいろいろな事件を取り扱う。この点、継続的に特定の顧客に対応する税理士とは異なる。 卸売市場の案件も扱うのだが、古い慣習による取引であるため、理解するのがかなり難しい。取引プロセス、用語も独特であるため、聞き…

№1983 質を落とさず売れ

№1983 質を落とさず売れ 「営業の哲学」(高野孝之著)は述べる。 ① 残念な営業マンは「値引きする」 ② できる営業マンは「他社との違いで説明する」 ③ 一流の営業マンは「あらゆる投資効果を数字で説明する」 彼の哲学は良い商品を良い商品として売る、どん…

№1982 試用期間でも解雇できません

№1982 試用期間でも解雇できません 試用期間に対する大きな誤解 採用時、3ヶ月間試用期間とするという条件をつけている場合が多い。少なくない社長は試用期間内はいつでも正式採用拒絶できると思っている。しかし、これは大きな誤りだ。 試用期間とはいって…

№1981 「幹部満足」の悩み

№1981 「幹部満足」の悩み 中小企業の場合、採用した社員が定着し、さらには成長させていくことは大変な作業だ。幹部として組織の責任を担ってくれるというのであればしめたものだ。こうした幹部が増えていくことによって組織は拡大する。当然事業も伸びる。…

家族でライン タイ風納豆カレー

家族でライン タイ風納豆カレー 昨日の昼ご飯。事務所のチンで調理してます。タイ風納豆カレー。あらためて写真でみると気持ち悪いな。事務所では納豆の匂いとカレーの匂いが充満しきわめて不評でした。窓が開けられ消臭剤が散布されました。かなりおいしか…

№1980 老子

№1980 老子 最近、睡眠方法として史記列伝を読み始めている。 史記は中国前漢の武帝の時代の歴史書だ。「本紀」「表」「書」「世家」「列伝」の5部からなる。「列伝」は古今の人物の評価を並べている部分で、大王あり、思想家あり、商人あり、時には無頼の徒…

№1979 優先的取引義務

№1979 優先的取引義務 優先的取引条項とは 契約条項の中には優先的に取引すると求められることがある。たとえば共同事業する場合に相手方に優先的に販売するというような契約条項を入れることがある。 平成19年 6月20日、東京地裁判決(2007WLJPCA06208003)…

№1978 ハノイでの展開もいいな

№1978 ハノイでの展開もいいな ハノイの魅力 当事務所は北京、上海などの法律事務所と提携して中国法務を取り扱ってきたが、いまや中国は消費市場として考え、明確な狙いがなければ行ってはいけない国になっている。 今回、ベトナムの仕事を初めて引き受けて…

№1977 お客様の言葉だけが全てではない

№1977 お客様の言葉だけが全てではない 「営業の哲学」(高野孝之著)では「お客様の言葉だけが全てではない」という句が出てくる。勘のよい社長ならこの意味にぴんとくるかもしれない。 一流営業マンは「見えないサインを見逃さずとらえる」。 この句が出て…

№1976 不良社長の取り扱い

№1976 不良社長の取り扱い こんなのが不良社長だ 力量のない者が社長になった場合、どんどん社長が狂い出すことがある。 狂い出すというのは会社の私物化だ。 特に製造業関係だと大きなお金が動くが、実際には仕入れや外注先、従業員の給料に消えていく。粗…

家族でライン 体重減ったな

家族でライン 体重減ったな 最近、私はおこづかい帳をつけている。つけ始めたら、生活管理が急に進んだ。最近は無駄なものは一切食べない。テニススクールに通い適度に運動もしている。というので、今まで80kgを切れなかったのが、ついに80kgを切り、77.6kg…

№1975 オヤジ「人生を大いに語る」ぞ

№1975 オヤジ「人生を大いに語る」ぞ 3人の子供の末っ子なーちゃんがついに大学を卒業する年がやってきた。 我が家もいよいよ子育て終了というところか。 我が家の教育は妻に任せきりでオヤジは何もしてこなかった。彼らにはオヤジの背中なんて無いんだろう…

№1974 M&Aにおける弁護士の役割

№1974 M&Aにおける弁護士の役割 当事務所はM&Aも扱っている。 現在、事業承継の問題が大きな問題となっている。数年前から言われていたことだが、今や待ったなしの状況にあるようだ。そんな中、会社の売買が事業承継の一手段となっている。会社を売却して多…