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№1855 たまには古事記はいかが 尾の生えたる人

№1855 たまには古事記はいかが 尾の生えたる人

 神武天皇が吉野より東に向かってヤマトに攻め入ったのだが、この東征に入ったとき、「尾生えたる」一族に出くわしている。イヒカ(井氷鹿)と言って、光る井戸から出てきたらしい。「尾生えたる」一族はイヒカから始まっていろいろ出てくる。

 孫悟空みたいな連中なのだが、実際はしっぽのついたままの毛皮を腰に巻いていただけという説もあるそうだ。しかし、日本の獣類でそんな目立つような尾が生えてる動物はいたのだろうか。狐かなあ。馬は当時大陸からやってきたばかりで、国内ではめったにいなかったんじゃないかな。

 尾が生えている人間は確かヘロドトスの「歴史」の中にも出てきた。エジプトかどこかだような気がする。2500年前のことなのでよくわからない。
 ギリシャ神話では半身半獣の精霊サテュロスにはしっぽが生えていた。バッカスは時々半身半獣だし、牧神パーンはかわいいしっぽを持っている。

 昭和初期、地球上未開の地にはまだ尾の生えている人類がいるという話が信じられていたらしい。有尾人、ホモ・コウダッスがナイルの源流付近にいるというのだ。インドネシアの奥地にもいたらしい。手塚治虫の初期の作品には「有尾人」が出てくる漫画がある。

 しっぽは人間にはないのでなかなか関心が向かない。
 たとえばパンダだが、ちゃんとしっぽがある。色はよく分からない。猿はしっぽでバランスをとったり、ものをつかんだりするので高度に発達しているが、類人猿はしっぽは減少傾向にある。

 しっぽは原則として脊椎動物に使われる用語で、肛門より後ろの部分をいうということだ。うなぎは実に体の7割がしっぽなのだそうだ。


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