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№1840 「古事記」ってなかなかおもしろい

№1840 「古事記」ってなかなかおもしろい

 ここんとこ、寝る前の睡眠剤として古事記を読んでいる。古事記日本書紀と言えば、日本史は必須の古典だ。日本史として勉強したせいか、別に読みたいとも思わず、日本の歴史の中でこんな文献があったぐらいにしか考えていなかった。

 しかし、読んでみるとけっこうおもしろい。
 「天地(あめつち)の初め」、高天原(たかまがはら)に神様が現れて、やがてイザナキ、イザナミが生まれてくる。彼らは「天の浮き橋」に立って、まだ天地もはっきりしていない世界を矛でかきまわすと、潮が「こをろこをろ」を鳴り響きやがて島が生まれてくる。

 地上ができて、イザナキ、イザナミが結ばれ、さらに神様が生まれ、いろいろいきさつがあって、キザナキからはアマテラスオオミカミスサノオノミコトなどが生まれてくる。岩や土の神様、風の神様、河口の神様、光の神様、火の神様、食物の神様、農業の神様、という具合にそこら中に神様が生まれてくる。この世のあらゆるところに神様がいる。

 その神様もへんな所から生まれてくる神様もいる。
 アマテラスオオミカミスサノオノミコトはイザナキがみそぎのために顔を洗ったときに生まれたということで、けっこうノーマルな感じで生まれてくる。

 イザナキの妻、イザナミは火の神を生んだときにその火に火傷して亡くなってしまうのだが、イザナキは怒りにまかせて火の神、カグツチノカミの首を切ってしまう。その火の神から流れ出た血からも神様が生まれ、火の神の首や胸、腹、両手足、からもまた神様が生まれてくる。火の神は女性だったらしくて、女陰からも神様が生まれてくる。こういう生まれ方はかなりアブノーマルで、永久運動を見ているようで頭がぐらぐらしてくる。

 やたらと神様がいるだから、日本ではトイレに神様がいても当然のことだ。私のスマホにだってスマホの神様が生まれているかもしれない。

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