名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

№1375 楽しい性器信仰

№1375 楽しい性器信仰
 フェイスブック田縣神社のお祭りを教えてもらった。
 愛知県小牧市内の田縣神社の祭りの光景だ。写真コンテストまでやっている。

  
       http://www.tagatajinja.com/_src/sc264/04080001.JPG      
                                          ※ 右は友達のフェイスブックより

 「じぇ,じぇ」ちょっと公共放送では載せられない写真だな。さすがインターネット。

 刑法には「わいせつ物頒布等の罪」というのがあって,「わいせつな文書、図画、電磁 的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、二年以下の懲役若しくは二百五十万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。」

 こんな神事は明らかにわいせつ物陳列罪だ。しかし,神事だということで,刑法的には正当行為ということになっているのかもしれない。刑法ができるより前からのお祭りだからいいじゃないかということかな。

 ちなみに刑法35条はこんな条文になっている。
「法令又は正当な業務による行為は、罰しない。」

 医師などが体に刃物を入れても罰せられないのはこの条文のおかげだ。プロレスラーが人を殴っても罰せられないのはこの条文のおかげだ。小牧の神事がわいせつ物陳列の罪に問われないのもこの条文のおかげだろう。

 男根や女陰を崇拝する信仰は世界中にある。生命を生み出すものだから,生命の神秘を感じて崇拝するのはよくわかる。それに性欲独特の興奮は祭りと親和性があるかもしれない。インドなどでは男根の象徴リンガがいたるところに出てくる。

 しかし,日本人の性器に対する信仰はほかの国にくらべてなんだか楽しい。小牧のお祭りでは露天に男根風バナナ「バナチン」が「玉つき」で売られていたそうだ。男根バナナ,チョコレート仕立てもあるみたいだ。詳しくは上記のフェイスブック記事を見るか,「バナチン」で検索して欲しい。

 日本人の性器信仰がいかに楽しいものであるかは,やはり記紀にさかのぼるかな。
 イザナギイザナミが出会って国を創った。彼らは女性の「成り合わず処」を男性の「成り余る処」で「刺し塞ぎ」,「国を生み成そう」と会話をしている。「差し塞ぎ」とはまた卑猥な表現ではないか。

 日本書紀では天の岩戸にこもってしまった天照大神のためにアメノウスメが踊ったそうだが,「(うけふ)せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒(もひも)を陰(ほと=女陰)に押し垂れき。」という様子だ。これには八百万の神も大笑いし、大変喜んでいたそうだ。

 つまり,アメノウスメは「槽伏」,桶のようなものに乗り,乳房をあらわにし,ホトを露出してそこに,裳ひもを押し垂れたと言うのであるから,なんだか,かつて私がかつて憧れた京都のデラックス東寺とか,伏見ミュージックの超お下劣ダンスを彷彿とさせる。

 ということで,日本の性器信仰はなんだか楽しいんじゃないのかな。