名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

№475 エロス、この淫乱な響き

№475 エロス、この淫乱な響き エロスは愛と性欲を司るギリシャの神様だ。日本じゃアメノウズメがエロスかな。けっこうエロっぽい。エロスはギリシャでは位が高いそうだ。アメノウズメの位もけっこう高い。 私は学生のころ京都に住んでいて、エロスというと、…

番外 カメが好き

番外 カメが好き 私はカメが好きだ。数年前まで「梵天丸」というクサガメを飼っていたが、どこかに行ってしまった。時々、霞ヶ関に行くのだが、時間があると日比谷公園に寄る。小さな池があって、カメがやたらといる。日比谷公園のカメはかなりの年齢と見受…

№474 大韓民国判決の効力

№474 大韓民国判決の効力 中小企業もグローバリゼーションとは無関係ではない。韓国企業とのトラブルはどのように解決されるだろうか。 事例は日本法人が韓国法人より冷凍抱卵ニシンを購入した事例だ。経過の詳細は省略するが、要するに商品に問題があったの…

番外 鳩山さんかわいそう

番外 鳩山さんかわいそう うちのばあさんは鳩山首相びいきだ。どうも母性をくすぐるらしい。昨今の追い詰められた状況を見ては、「鳩山さんかわいそうだわ。育ちがいいから、強くでれーせんのだわ」と心配している。 私などでも、この国はいったいどうなるこ…

番外 一歩前へ

男性用トイレには「一歩前進」とか、「一歩前へ」と張り紙が貼ってある。女性には分からないかも知れないな。 東京、山の上ホテルに泊まっています。これから仕事です。私の場合、準備にとりかかるのに時間がかかる。部屋の花瓶にはピンクの美しいバラがさし…

№473 鳩山政権、ぶれまくり経営者の悲劇

№473 鳩山政権、ぶれまくり経営者の悲劇 最近の報道から、鳩山政権を見て、これほど頼りなくて、能力のない政権だったとはとため息をついている人も多いのではないだろうか。私もその一人だ。安倍、福田、麻生とそれぞれ迷走した政権だったが、その場しのぎ…

№472 顧客とは誰か?

№472 顧客とは誰か? 「企業の目的と使命を考えうえで真っ先に考えるべき問いは、『顧客は誰か』である。」(ドラッカー「マネジメントⅠ」216頁) 農業や製造業など原材料の生産に携わる企業者は往々にしてマネジメントの意味を忘れていることがある。農民は…

№471 顧客のウォンツ。事業者いろはの「い」

№471 顧客のウォンツ。事業者いろはの「い」 ドラッカーの「マネジメント」では顧客のウォンツがきわめて重視されている。 企業の「目的はただひとつ」、「顧客を生み出すこと」と言ってのけるドラッカーだからは、「顧客」が重視されるのは当然だ。ここで、…

№470 大金持ちのトム・ピリビ♪

№470 大金持ちのトム・ピリビ♪ ♪トム・ピリビは二軒おうちをもっている お城のように大きなおうち トム・ピリビは二隻お船をもっている たからを探しにでかける船 しあわせなトムピリビ なんでもできる素敵なひと なかよしになりたい 大金持ちのトム・ピリビ…

№469 DES(Debt Equity Swap)=債務の株式化

№469 DES(Debt Equity Swap)=債務の株式化 税理士さんとの勉強会に出席しているが、DESが話題になった。これはかなり難しくて私にはよく分からない。 デット・イクイティ・スワップ(DES)というのは、債務を放棄してもらう代わりに株式を割り当てる方式を…

№468 取得時効

№468 取得時効 土地を時効で取得できるというのは、よく知られている。通常だと10年間、占有を続けると時効取得の対象になる。他人の物だと知ってて占領し続けても、20年間経つと時効で取得できることがある。若い人には10年の言うと長い期間だが、私たちか…

№467 ドラッカーの基本思想

№467 ドラッカーの基本思想 ドラッカーの基本思想は単純明快だ。「組織は社会のために存在する」という考えだと思う。ここで言う社会のためとは個々の人々の具体的要求を満たすということだろう。 著書「マネジメント」ではドラッカーは前書きで彼の世界観に…

番外 疲れたあ

番外 疲れたあ 疲れ切って,もうだめだあ。頭が働かない。帰って寝るぞ。 疲れたときにやること。 たばこを吸う。・・・・・35才ぐらいまではすっていた。 コーヒーを飲む。・・最近は1日6杯ぐらいは飲んでいる。 事務員とおしゃべりをする。・・・・職場の…

№466 娘が大人になっていく

№466 娘が大人になっていく 今年は長女ハーちゃんの受験の年でした。 センター試験では数学で失敗して普段の半分しか点が取れず、家に帰ってきて、わんわん泣いていました。それでも気を取り直し、2次試験に立ち向かったのですが、数学が「こわい」などと言…

№465 不況下に打つ、次の一手(借金を葬る)

№465 不況下に打つ、次の一手(借金を葬る) (前号№464から続く) 不況下、セイフティネットで膨らんだ借金をどうしたらいいのだろうか。 固定負債が限りなく増加してしまった企業はどこかで借金をどこかで葬り去らなければ、いずれは滅ぶ。借金を葬る作業…

№464 不況下に打つ、次の一手(イノベーション)

№464 不況下に打つ、次の一手(イノベーション) 強烈な不況も慢性化し、もう、いい加減にしてくれという雰囲気があふれている。乗り切った企業の中でも、本当に乗り切った企業と、固定負債が膨らんでしまい、日々の支払いにあえいでいる企業と分かれているだ…

№463 利益とは何か 目からウロコ

№463 利益とは何か 目からウロコ ドラッカーの「マネジメントⅠ」はおもしろい。 ドラッカーは利益について触れている。企業は利益を目的としているだろうか。 ずっと昔、私が弁護士になりたてのころに、企業に倫理はあるかをアメリカ人たちと議論したことが…

№462 事業譲渡と第二次納税義務

№462 事業譲渡と第二次納税義務 知り合いの会社は長年固定債務に苦しんできました。今回、事業譲渡の話がありました。知り合いは私の会社に事業を譲渡して、会社を整理し、社員の雇用を守ろうという考えです。社長が社員のことを思う気持ちや、事業自体は良…

番外 満員電車

番外 満員電車 今日は朝寝坊した。私はいつも早めに出てラッシュを避けるのだが、ラッシュ時電車は本当に混んでいやになってしまう。特に学生はいかん。男子も女子もやたらとうるさい。ドアの入り口にたまって奥に行かない。大きなバッグを通路においてそれ…

№461 イノベーション

№461 イノベーション 著書「マネジメントⅠ」の中でドラッカーはイノベーションと直感との関係について触れている。わずかなページであるが、非常に興味深い。原文が当たれていないのは残念だ。 イノベーションに関連して、彼は「将来の事業は、天才のひらめ…

№460 好き嫌い

№460 好き嫌い うちの長女ハーちゃんが便秘になった。ついに便秘薬を飲むらしい。 お父さん:野菜を食べないからだろう。 ハーちゃん:ちゃんと食べているよ。 お父さん:だけど、トマトは食べないじゃないか。 ハーちゃん:トマトだけじゃないの。そんなの…

番外 ばあさんの化粧

番外 ばあさんの化粧 今日ばあさんの家に行ったら、ちょうど客が来た。あいにくばあさんは化粧をしていない。「あんた、私が化粧できるまでお相手していて」などと言われた。私は50才を越えているが、ばあさんから見れば子供だ。はい、はい、と素直に応じて…

№459 土地活用と居住権

№459 土地活用と居住権 土地活用というと、一般の人からはマンション経営などが浮かぶ。不動産業者も土地活用と言うことで、オーナーに話を持ちかけ、マンションを建てて、賃貸経営を進める例が多い。業者はオーナーから建物を借り受け、さらに一般の入居者…

№458 コストは利益の源泉だ

№458 コストは利益の源泉だ ドラッカーの本は通勤途中で読んでいるのでちっとも進まない。 しかし、確かに含蓄がありますな。ドラッカー信奉者が多いのもよく分かる。 著書「マネジメント」の中い「既存事業の遂行と新規事業の開拓」という章がある。 おもし…

№457 自由は厳しいぞ

№457 自由は厳しいぞ 私はかつて、アマミノクロウサギを原告に提訴したことがある。ウサギが原告だって?などといろいろ言われてしまった。実際、ウサギが裁判所に立つことはない。私としてはウサギだって裁判したくなると言いたかったのだ。 米国では「自然…

№456 事務所の花見

№456 事務所の花見 桜の花が満開ですね。みなさまの地域ではどんな桜が咲いているのでしょうか。 名古屋では名古屋城の桜が満開です。 私の事務所では毎年4月に花見をすることが恒例になっています。最初のころは弁護士1人、事務員1人という極小規模な事務所…

№455 落ち込むな、がんばれ

№455 落ち込むな、がんばれ 私は職業柄、いろいろな人の相談を乗ることになる。多くの依頼者は心配があるから弁護士に相談する。私たちは常に前向きになるよう話をしなければならない。 先の見通しが立たなくて苦しんでいる。 業績が急激に悪化してしまう。 …

№454 請求書

№454 請求書 最近、ある請負代金の回収事件の依頼を受けた。 請負工事では、当然ある程度の利益を上に載せて請求する。注文者側では、どうせかなり利益を見ているのだろうと考えて値引きを求めてくる。 一番、問題なのは工事が終わってからさらに値引きを求…

№453 労働組合

№453 労働組合 中小企業にとって労働組合をいかに考えるかは非常に難しい問題だ。しかし、企業法務を扱う場合には避けて通れない。 ドラッカーは「労組の弱体化をマネジメント層の強さの証だとするのは、とんでもない自己欺瞞である。」としている(「マネジ…

№452 直接雇用の原則

№452 直接雇用の原則 労働者派遣法が制定されたのは1985年のことだ。成立して20年ほどたった。当初はコンピューター技師など特別な分野に限定されていた。しかし、1999年には特定の禁止業務を除いて解禁されている。特に製造業など単純労働に解放されたこと…