№466 娘が大人になっていく
今年は長女ハーちゃんの受験の年でした。
今年は長女ハーちゃんの受験の年でした。
センター試験では数学で失敗して普段の半分しか点が取れず、家に帰ってきて、わんわん泣いていました。それでも気を取り直し、2次試験に立ち向かったのですが、数学が「こわい」などと言って、ダメージを引きずっていました。
女の子というのは泣いてすっきりして気持ちを切り替えることができます。妻もつらいことがあると泣いています。息子たちであれば、きっと泣かないでしょう。泣くことの意味が男性と女性とは違うかもしれません。
気持ちが折れてしまうことがあります。でも、私たちは、気持ちを折ることは許されません。何よりもそれは自分に対する責任があるような気がします。たとえそれが大きな打撃であったとしても、その打撃の先にある自分の人生に責任を持たなければなりません。自分のことを誰よりも愛するならば、その打撃の先にある自分を守らなければなりません。私たちの立場から言えば、それは家族や、職場を守ることと同じになります。
娘はいずれ大人になり、恋人ができ、家庭ができるでしょう。できないかもしれません。職場の仲間もできるかもしれません。世の中は常に変化し、想像を超えることが持ち上がるかもしれません。しかし、その先にある自分があるかぎり、どのような打撃も小さなことなのです。
娘は浪人生活に入りましたが、ゆっくり、この間の体験を振り返ることでしょう。娘が健全に成長できるなら、この体験から大人になる意味を得ることになるかもしれません。
エンエン泣いていたハーちゃんも泣かなくなるかもしれません。