2020-01-01から1年間の記事一覧
京セラ稲盛会長は西郷南州をこよなく尊敬し、その南州翁遺訓から多くを学んでいる。業績と役職ついての次の言葉をしばしば引用されている。 「何程国家に勲労(くんろう)有り共、其(その)職に任えぬ人を官職を以て賞するは善からぬことの第一也、官はその…
社長は会社が利益を生み出せるようリーダーシップを発揮する。経常利益率10%以上、社会進歩への貢献、高い品質、社員の物心両面の幸せ、国際市場への参入と立派な会社作りに専念しなければならない。 社長は常に会社全体の声を聞き、会社の住む場所を常に高…
中小企業は独自のノウハウで生き延びているのだが、大企業は製造方法やレシピを教えろとか、図面を出せとかあれこれ無理強いしてその提供を求めてくる。こういうときには独占禁止法を利用して企業と交渉するのも有効だ。 もちろん、正面から戦ったのでは二度…
東京オリンピックを控えてテレワークを実験している会社も増えているようだ。テレワークとはICT(情報通信技術)を活用することによって、働く場所と時間を働く人が柔軟に選べるようにした働き方だ。厚生労働省は結構これを推進していて、テレワーク相談セン…
Facebookで2020年トヨタ社長の年頭あいさつが紹介されていた。 www.youtube.com トヨタの公式HPでは事業変革について次のように説明している 「すべての人に移動の自由と楽しさを。」これがトヨタが思い描く未来のモビリティの姿です。 皆様に愛される「愛車…
顧問先用にパワハラ研修用パワーポイントを作ってみました。実際には17枚のスライドですが、結論部分だけアップしました。 パワハラは日常業務の中での人間関係で、「やりすぎ」という時に生まれます。そのため、やってはいけないこととの境界が不明です。結…
「それってパワハラじゃないですか」という言葉に関する相談が増えている。しかし、叱ることがパワハラというわけではない。このあいまいさから当事務所で顧問先のパワハラ教育を担当するようになっている。結局、この問題は最後は「人間として正しいか」と…
ティール組織(英治出版)では示唆に富む記述が多い。 たとえば、意思決定のルールとしてコンセンサスだが、たとえば、どんなにつまらない意見でも満足させようというのは議論が麻痺し、「出口の見えない苦行」となる。責任も希薄になってしまう。むしろ、発…
京セラアメーバ経営では社員の主体性が重視される。稲盛氏は次のように述べる。 「アメーバ経営は,京セラフィロソフィにあるように,経営者と従業員,そして従業員同士の信頼関係をベースにした全員参加型の経営であり,いわば人の心を大切にする経営システ…
京セラ稲盛和夫氏は会社には倫理が必要だという。「会社を経営していく時には、どうしても従業員の規範となるべきルール、約束事が必要であり、それがその会社の哲学として企業内に確立されなければなりません。」と述べる。私はは心から正しいことだと思う…
工業用大型熱風循環式乾燥装置から発火し、工場が火災で焼失した事件で、乾燥装置製造業者に製造物責任を認めた事例がある(H21.8.7判タ225頁)。製造物責任法は製品に欠陥、つまり「通常有するべき安全性」を欠いた場合に賠償責任を認めている。製造物責任…
日系MOOK「AIフロンティア」はAIの今を知る上にはかなりいい特集だ。 AIはやれる範囲が定まり,人との協同関係を模索する時代に入ったようだ。AIやIOTにかかわる誰もがテクノロジーと人間との融合関係を夢見て先陣を競っているように見える。しかし,彼らの…