Facebookで2020年トヨタ社長の年頭あいさつが紹介されていた。
トヨタの公式HPでは事業変革について次のように説明している
「すべての人に移動の自由と楽しさを。」これがトヨタが思い描く未来のモビリティの姿です。
皆様に愛される「愛車」をつくり続けながら、未来に向けて、「移動」に関わるあらゆるサービスを提供していく「モビリティカンパニー」に生まれ変わります。
しかしこれは一人では実現できません。仲間を募り、それぞれの強みを活かしながら未来に向けた挑戦を続けていくことが我々の決意です。
Mobility for All | トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト
豊田彰夫社長の年頭挨拶もこれにそったものだった
その骨子は次のものだ
① 自動車産業からモビリティ産業へ、「すべての人に移動の自由と楽しさを」
② 一人では実現しません。
オールトヨタばかりでなく、様々な「仲間を募り」展開していく
モビリティ産業へという発想の意味は大きい
①については、ガソリン車から電気自動車へのシフト変更はすでに言われて久しい。さらに、都市全体のマネジメントに「移動の自由」というコンセプトで参入する強い決意が見て取れる。富士山麓に展開しようとしている「コネクティッドシティ」はIOTで有機的に結びつけられた都市に「移動の自由」をもたらそうというトヨタの意志の象徴として位置づけられている。
ガソリン車でステイタスを表すのはもはや古い!
ある国際的なコンサル会社に勤務している知人が、本社会議で米国に集まった時、古い幹部はポルシェで集まり、若いエリートたちはUVERで集まったそうだ。若手はポルシェを見て、Dinosaurと揶揄したという。
中小企業はこの時代の変化に供えなければならない
たぶん、自動車にしがみついていては取り残されるだろう。トヨタの変化について行こうとするだけでは取り残されるだろう。豊田社長は未知の世界に踏み入れろと言っている。私の考えでは、自分たちの技術をIOTに関連する全く別の分野に応用することを模索しなければ、トヨタに追いつけないような気がする。
そのためには、遅くはない。いろいろな形で勉強会や見学会を行い、新しいアイディアの交換が必要だ。
オープンイノベーション時代
②については、トヨタは大胆に世界中から「知恵」を集めようとしている。こんな画像があることを知っているだろうか。このような知恵の結集は大企業たちの遠い向こう側の話ではない。