名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

名古屋,豊橋,東海三県中小企業法務を行っています。

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

№1019 5つの競争要因(教科書も悪くない)

№1019 5つの競争要因(教科書も悪くない) マイケル・ポーターは競争を5つの要因に分析しました。 ① 既存企業同士のポジション争い → 同業他社の争いですね。 ② 新規参入の脅威 → 同じような商売が始まるような場合です。 ③ 代替品の脅威 → 別の品物が出てく…

№1018 中小企業法務

№1018 中小企業法務 中小企業社長にとって勉強は不可欠だ。社長たちは人脈作りも兼ねて、勉強会に参加する。今日の経済事情、プロ野球監督の人間操作術、人の真心にかかわるお坊さんの講演など、様々ある。 私の依頼者は中小企業の社長ではあるが、その中で…

№1017 ポスト円滑化法、劣後債権、資本性ローン

№1017 ポスト円滑化法、劣後債権、資本性ローン 根雪のようにたまった債権のある会社、短期融資が事実上長期化したり、長期融資が全く減らない会社では一度劣後債権というものを検討してはどうだろうか。 昨日は日本政策金融公庫のスタッフから政府系金融機…

№1016 戦略的であるということ

№1016 戦略的であるということ 経営学の教科書、「1からの経営学」(硯学社)を少しずつ読んでいる。今まで、ドラッカーとか経営に関わる本を読んで、考えをまとめてきた。それが独りよがりになっていないか、自分の考えが足らなかったか確かめる上ではよい…

№1015 安里屋ユンタ

№1015 安里屋ユンタ 籠橋さんちの子供は3年ごとに生まれている。長男ひーちゃんは昭和63年10月、昭和最後の年に生まれ(正確には昭和は64年まであるが)、長女ハーちゃんは平成3年、次男なーちゃんは平成6年に生まれている。 子供が生まれ始めた頃、籠橋家で…

№1014 富士フイルムと化粧品

№1014 富士フイルムと化粧品 富士フイルムはフィルムを事業化するために昭和9年に、大日本セルロイドから分離独立した会社だ。当時、フィルム事業は米国イーストマン・コダック社が独占状態だった。また、国内でも小西屋六兵衛店を源流にする、コニカの「さ…

番外 ニーハオ

番外 ニーハオ 今日から,中国語会話のレッスンの始まりだ。ニーハオ。 まずは四声から。あー,あー,あー。マーマ,マーマ,マーマ。 マンツーマンで,講師はかわいい女の子だ。これはモチベーションがあがりますな。 まだ,e と o の発音が弱いですね。は…

№1013 課長の叱責が原因で自殺

№1013 課長の叱責が原因で自殺 3時間に及ぶ課長の叱責がきっかけになって職員が自殺した事例で、使用者に賠償責任が認められた。会社(農協)は職員に対して、自殺防止の安全配慮義務があったとされた(釧路地裁帯広支部H21.2.2、判時2056号110頁)。 「うつ…

番外 読者のみなさまにお願い

番外 読者のみなさまのお願い 記事がよかったら,できましたら傑作のポチをお願いします。 もし,私のサイトがお気に召したら,ブログリンクをお願いします。 そうしていただけることで私のブログの検索順位があがるのだそうです。

№1012 人間は機械か?

№1012 人間は機械か? 最近、経営学の教科書(「1からの経営学」硯学社)を読み始めている。大学1年生か2年生ぐらいを対象にしたわかりやすい本だ。 こういう本を読んでいると改めてドラッカーの影響力の大きさを理解することができる。ドラッカーの「マネジ…

№1011 彼れを知り己を知らば、百戦して殆(あや)うからず

№1011 彼れを知り己を知らば、百戦して殆(あや)うからず これは余りにも有名な言葉だ。およそ万事に通じる名言だ。ビジネスの世界でも通じると誰もが思っているだろう。有名すぎて、どんな注釈も平凡、月並みで陳腐になりそうだ。 しかし、「彼れを知りお…

№1010 ちょとだけつらい、なーちゃんの青春

№1010 ちょとだけつらい、なーちゃんの青春 高校三年生になった次男なーちゃんが悩んでいた。普段、悩みなどないかのようななーちゃんだが顔が浮かない。 うちのなーちゃんはまだ携帯電話なのだがiモードでへんてこなサイトをのぞいたらしい。その後、どう…

№1009 勢とは、利に因りて権を制するなり

№1009 勢とは、利に因りて権を制するなり 孫子は呉王に軍略の基本を説いた。道、天、地、将、法の五事の大切な基本を述べた。孫子は軍略に当たって基本的な理念を用いて国内政治を組み立て、七つの計略を用いれば必ず勝つと述べている。 孫子は小手先の戦術…

№1008 最近倒産事件が増えてきた。

№1008 最近倒産事件が増えてきた。 資金ショートによって企業倒産に至る。最近は手形がぐっと少なくなり、不渡りによって倒産することは少なくなってきた。 外部環境がどんどん変化してきて、やむなく倒産に至るわけだが、そうはいっても中小企業の場合、倒…

№1007 取締役の退職慰労金

№1007 取締役の退職慰労金 創業者が会社を大きくして勇退する場合に退職慰労金が支払われる。会社が順調であれば、退職慰労金はけっこう大きな金額になる。私の顧問先では社長が引退して1億4000万円の退職金を支払った。これぐらい大きな金額となると手続き…

番外 奥さんの海外旅行3日目

番外 奥さんの海外旅行3日目 うちの奥さんが韓国に行って3日目になる。よく考えたら朝ご飯のことを忘れていた。次男なーちゃんの朝ご飯をを何としかしなければならない。慌てて、昨日、朝ご飯の食材を買いに行った。シリアル、牛乳、バナナ、キャベツ、ベー…

番外 どうでもいいこと 奥さんは韓国へ

番外 どうでもいいこと 奥さんは韓国へ 今日から3日間、奥さんはソウルに行ってしまった。旅行雑誌を買い込み、みると、化粧品、マッサージ、屋台で食事、韓流ドラマ。 友だち三人で泊まるのだそうだ。ツイン+エクストラベッドで一つの部屋に3人が泊まる。シ…

№1006 建物に欠陥ある場合の賠償責任

№1006 建物に欠陥ある場合の賠償責任 建物に欠陥があった場合には賠償責任が生じる。ただ、建物のような場合、どこまでやったらよいかというのはよく分からないところもある。そんな場合は、パンフレット、カタログや建築基準法などがめやすとなる。 今回紹…

№1005 Led Zeppelin

№1005 Led Zeppelin レッド・ツェッペリンは永遠だ。ヘビーメタルの神様だ。ジミーペイジはすごかった。ファーストアルバムは私の宝物になっている。彼らはテレビでの演奏を拒否し、プレスに対し辛辣な態度を取るなど常にマスメディアと距離を置いており、最…

№1004 パブリシティ権、ピンクレディの肖像権

№1004 パブリシティ権、ピンクレディの肖像権 雑誌がピンクレディーの写真を勝手に掲載したとして、出版社が訴えられた。「肖像の有する吸引力」、パブリシティ権を侵害するかが争われた。この事件の最高裁判決が最近出ている。 パブリシティー権とは、歌手…

№1003 中小企業者と消費者法

№1003 中小企業者と消費者法 中小企業で物を売ったり、サービス(我々の世界では「役務」と読んでいる)を売ったする事業では消費者法は大切だ。 エステサロンをやって、消費者契約法、割賦販売法、時には医療法に抵触することがある。ソフトウェアの販売か…

番外 弁護士なんかやめてしまえ!

番外 弁護士なんかやめてしまえ! 当事務所の新人弁護士が一人で裁判に出かけた。どうもいきなり裁判官に勝つことが難しいと言われ、和解を勧められたらしい。事務所で報告を聞いて、動揺している姿を見てやになってしまった。まだ裁判は始まったばかりだ。…

№1002 孫子、事始め

№1002 孫子、事始め 孫子曰く、兵とは国の大事なり。 最近、孫子を読み始めた。孫子と言えば2500年ぐらい前、中国春秋時代、呉に使えた将軍、孫武の兵法書だ。孫武の100年以上後、子孫である孫ぴんによって加筆されている。 史記列伝によると孫武は呉王の前…

№1001 中小企業法務の特徴

№1001 中小企業法務の特徴 中小企業法務の特徴は社長と弁護士との距離が近い点だ。社長とは友人のような関係になることが多い。私たちは社長と同じ目線に立ち、一つの事件を取り組むときに会社の経営上の戦略も念頭に話を進める。 例えば、現在私が進めてい…

№1000 サモトラケのニケ

№1000 サモトラケのニケ ついに1000号となりました。みなさまのおかげです。みなさま、ひきつづきご愛読くださいませ。 以下はこのブログ100号の時の記事です。この気持ちには変わりありません。世界史という大海の中で、私という存在が息づくことが私の夢で…

№999 誠実であること

№999 誠実であること このブログもついに№999となった。当初は中小企業法務研究ノートという題名だったのが、今では単に中小企業法務という題名に変えた。このブログをつくる過程でたくさんの勉強をしてきた。私の出会いとして大きかったことはドラッカーの…

№998 未払い残業代の請求に付加されるもの

№998 未払い残業代の請求に付加されるもの サービス残業については極力回避することをお勧めする。万一、社員が反乱して未払い残業代を請求してきた場合にはけっこう高く付く。 未払い部分は当然支払わなければならないが、それだけでなく法律は+αを定めてい…

№997 不動産取引と暴力団排除条例

№997 不動産取引と暴力団排除条例 私は弁護士になってから何回か暴力団を相手にしたことがある。もっとも、深刻だったのはビルに暴力団組事務所が3つも入ってしまった事例だ。 理髪店の経営者だったが、ビルを建築して賃貸したところ、山口組系、一和会系、…

№996 暴力団の不当介入

№996 暴力団の不当介入 企業は暴力団との関係をつくってはいけない。暴力団の関係者となんらかの関係があることが何か自分に力があるかのように思っている人がいるがとんでもないことだ。私の事務所ではそのような人とのおつきあいはお断りしている。 ともか…

番外 うなぎ

番外 うなぎ うちのばあさんは家族に嬉しいお祝い事があるとウナギでもてなす。ウナギは子供や孫たちへの最高のもてなしだ。必ず、ウナギの老舗「西本」に行く。これは昔から決まっている。 これはばあさんが若くて貧乏だった頃、子供にウナギを食べさせるこ…