名古屋・豊橋発,弁護士籠橋の中小企業法務

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№1150 世界史の波に乗りたい!

№1150 世界史の波に乗りたい!
 私が小学校5年生ぐらいだったころ、近所の大学生が遊んでくれたことある。彼はたぶん学生運動などしていたのではないかと思うがよく分からない。時々、私によくわからない事を言っていた。

 「将来何になりたい?」と聞かれて、文房具屋やなんかいいななどと言ったら、「うーん」と考え込んで、「もっと、スケールの大きなことを考えたらどうだ。世界を相手にするような。」「文房具屋もいいかもしれないが、みんなが驚くような文房具屋がいいじゃないか。」なんて言われたことを覚えている。

 彼が世界規模になったかどうか分からないが、これは私にはとても衝撃的な話で、確かに文房具店ではスケールが小さいか、と、小学生ながら深く反省した。以来、私の頭にはいつも世界のことが離れない。自分の関心のおもむくままにいろいろやってきたが、自分のやっている活動が世界史の大きな流れの中で生かされることをどこかで望んでいる。

 私の事務所は地球温暖化問題や野生生物の保護、世界の貧困問題にも取り組んでいるが、こうした問題を考えるといつも世界が動いていることを感じる。今日、環境問題は冬の時代で、世界の環境保護運動は方向が見えなくなってあえいでいるように見える。

 私の依頼者や顧問先はタイやベトナムインドネシアを念頭に事業を展開しているが、そんなみなさんの仕事に関わるだけでもアジア市場の動きがなんだか分かる気がする。私の事務所はちょっとだけだが中国法務を取り扱っている。中国と日本との関係が分かってくるような気がするし、ひいてはアジアの動きも肌身に感じる気がする。

 世界をまたにかけて動くことは楽しいだろう。しかし、国内にあっても世界を相手にすることができる。多くの中小企業が融合化する国際市場を相手に果敢に事業を展開している。

 人は自由を求めて生きる。世界の動きを肌に感じることで自分の自由である領域が広がっていくような気がする。