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№585 やっぱりヒーちゃんは子供だ。

 №585 やっぱりヒーちゃんは子供だ。
 京大サイクリング部の長い合宿から帰ってきて、長男ヒーちゃんが家でぶらぶらしている。東北では1ヶ月、1日120km以上走っていたそうだ。山道を雨の日も、台風の日も、かんかん照りの日も、走り続け、「人生で一番しんどかった。」らしい。長雨で下着が干せず、自転車にくくりつけて乾かしたらしい。陽に当たらないから細菌が発生してかなり臭かったようだ。東北も猛暑だったから、私も死んじゃうんじゃないかと心配していた。
 
 全て野宿するというのが伝統なのだそうで、公園とか、トイレとか水のあるところを求めて野宿した。昨日も東北地方の小さな町がテレビに映っていて、この公園で寝ていたと言っていた。見ると、なんてことないそこら辺の児童公園なのだが、こんなところを臭い学生たちがたくさんうろうろしていたら、近所のお母さんは心配だったろう。サイクリング部には女の子もいるというから、どんなのだろうかと思う。そういえば、私が大学の時にもたくましい女子がいた。
 
 家に帰ってきたとき、すっかり肉はそげ落ち、無駄なお肉はなかった。日焼けで真っ黒になっていて、それなりに、浮浪者ではなさそうだという雰囲気はあった。家に帰ってきて、今度はアジアを回りたいとおっしゃっておられる。インドからビルマを飛行機で飛び越えて、タイに入り、ベトナムから中国に入るという計画らしい。自転車はさすがに難しそうで、飛行機と鉄路を利用する。
 
 こんなところは、すでに親を越えているのだが、家でぶらぶらしている様子は本当に子供だ。妻はいらついて、トイレの掃除をしなさい、おばあちゃんのところにご挨拶に行きなさい、お皿を片付けなさい、次男ナーちゃんの勉強を見なさいといろいろ言っている。私も、だらだらしている様子に細かく注文をつけたくなってしまう。夫婦の会話では、ヒーちゃんはまともに育っているのだろうかという話題が増えている。