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№60 テニスと商売,おじさんはしつこい

 今回は閑話休題

 わたくしはかれこれ4年ぐらいおじさんテニスを楽しんでいる。おじさんは一般に凝り性で,始めればわりあいしつこい。本屋でテニス入門を買い込み,最初の頃は毎日すぶりなどしていた。暑い日も,寒い日もがんばってスクールに通っている。この点,おばさんテニスは軟弱だ。おばさんはいつのまにかおじさんに駆逐されている。それにしても,おばさんは日光が大嫌いだ。太陽がカンカン照る中でも肘まである長い手袋を着用している。長いパンツは恐ろしく暑いだろう。おじさんに比べるとおばさんはとんでもなくタフだ。

 おじさんテニスにもおじさんごとに上達速度があって私などはC-クラスにすっかり定着しなかなか上級にあがれない。新入会員に次から次へと抜かれてしまい最近ではすっかりくさってしまい,さすがのおじさんもやめちゃおうかななどと思うこともある。俺を上達させないテニスクラブなどスクール事業者としての能力が欠けているなどと思うこともある。いったい,このスクールには顧客満足という考え方があるのかと陰では愚痴を言っている。

 しかし,私にはやめられない理由がある。「忙中に閑あり」,どんなに忙しくても週一回はテニスに行くぞと決意したからだ。社長たるもの(私は弁護士法人の代表だが)どんなに苦しくても外部環境のせいにはしてはならない。自社,外部環境を科学的に分析し,ピンチをチャンスに換える,それが社長魂というものだ。おじさんはしつこいぞ!

 それに,私には戦略的家族政策というのがある。妻や長女はテニスが大好きで,私は「おとうさんかっこいい」と呼ばれるための戦略をかねてより展開している。社長たるもの戦略無くして社長たる資格はない。戦略はやりとげてこそ戦略だ。戦略的家族政策の重要な柱であるテニスを放棄することはこの事業の戦略を根本的に改めなければならなくなる。勝機はある。これでも,時々,妻や長女にはほめられるのだ。