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№1911 エグゼクティブにとっての「よい人間関係」

№1911 エグゼクティブにとっての「よい人間関係」

 私はドラッカー主義者だ。時々、名言集(ダイヤモンド社)を読んでいろいろ考えている。

 対人関係の能力をもつことによってよい人間関係もてるわけではない。自らの仕事や他との関係において、貢献を重視することによってよい人間関係がもてる。そうして人間関係が生産的となる。生産的であることが「よい人間関係」の唯一の定義である。

 Executives in an organization do not have good human relations because they have a "talent for people. " They have good human relations because they focus on contribution in their own work and in their relationships with others. As a result, their relationships are productive・・・and this is the only valid definition of "good human relations." 

 日本語訳には主語はないが、英文の方では "Executives in an organization" と「組織の上に立つ者」という主語がついている。

 ビジネスを始めとしたマネジメントの社会では組織にとっての生産性こそが重要だ。組織内外の関係で何か作り出す、それは "productive" 、生産的な関係だ。関係の視点から言えば、関係そのものが価値の源泉だとも言える。

 組織も所詮人と人との関係だ。営業も人と人との関係に成り立っている。生産だってそうだ。こうした関係こそが価値の源泉だと思う。関係も様々につながれば社会となる。関係が価値を生むというのは、社会の価値の蓄積に貢献することでもある。

 まさしく「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」の人間関係を作り上げることがエグゼクティブの中心的な仕事になる。

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