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№333 恥ずかしながら 経営分析入門

№333 恥ずかしながら 経営分析入門

私は職業上、会社の決算報告書などを見たりするが、シロウトと同じだ。むしろ、弁護士という特殊な業態から、シロウト以下になっている。自社分析になると何も分かっていない。

というので、経営分析入門書、1500円程度の本を買ってきて改めて基礎の基礎の基礎ぐらいから勉強を始めている。

どのくらい基礎的かというと、貸借対照表とは何か、損益計算書とは何か、キャッシュフロー計算書とは何かという、まるで、商業高校1年生がやるようなことを始めている。回転率=売上高÷総資産、在庫回転率や、在庫回転日数、こんな言葉も改めて定義を確認している。

私は自分の事務所の基本的な分析すらしていない。法律事務所の「在庫」とは何だろうか。法律事務所の「回転率」は何を意味しているのだろうか。

一口に言っても、相続、離婚、交通事故、中小企業事件と種類はいろいろある。これらの回転率や、粗利貢献度が異なるはずなのだが、それを検討しようなどと今まで考えたこともなかった。

法律事務所は仕入れがないから売上原価がほとんどない。企業の言う「在庫」がないのだ。利益率も当然高い。こうした特殊な業態にあわせた、経営分析の指標を作ることが私の事務所の課題だ。