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№1400 愛すべき「我が家」のモッコウバラ

№1400 愛すべき「我が家」モッコウバラ

 今年もモッコウバラの季節がやってきた。買ったときは70cmぐらいの鉢植えだったが,庭に植え替え驚くほどの生命力で今ではテラスいっぱいに咲くようになった。

 テラスの囲いには縦横無尽にモッコウバラの幹が編み目のようになって,蟻などの通り道になっている。春の若々しい葉っぱの奥に隠された編み目は確かに別世界のようだ。妖精がいてもおかしくない。

 5月の連休にテラスいっぱいに咲くモッコウバラを背景に我が家では子供達の写真をとる。連休なので子供達が帰ってくる。黄色がまぶしいモッコウバラ「我が家」の印象を植え付けておこうという作戦だ。

 子供達にはこの他にもいろいろな行事で「我が家」という印象を植え付ける作戦に出ている。

 夏は必ず北軽井沢で貸別荘を借りて生活する。家族でテニスをし,高原の森林地帯を散歩する。北軽井沢では毎朝必ずアステラッド・汁ベルト「イパネマの娘」流すようにしている。ボサノバが流れれば彼らは北軽井沢の生活を思い出し「我が家」を意識するだろう。

 年末は,生きたご先祖,籠橋家のばあさんを呼んで盛大なすき焼きパーティーをする。これでもかと言わんばかりの牛肉を用意してぎゅうぎゅう食べさせる。年末になれば,子供達はすき焼きを思い出し「我が家」を意識するだろう。

 私は黒こしょうを大事にしている。
 スープでもなんでも黒こしょうをたくさんいれる。その量に子供達は驚く。そのたびに私は「これは大航海時代の香りなのだ」とつぶやくようにしている。子供達はまたかという顔をするが,それがオヤジの作戦なのだ。黒こしょうに「我が家」を思い出すに違いない。

 今年はなーちゃんも大学に入ってしまい東京に行ってしまった。

 3人の子供らがいない生活になって1ヶ月。連休にあわせて咲いてくれるモッコウバラはあと3日もすれば満開となるだろう。戻ってくる子供達が「我が家」を意識してくれるといいのだが。何年もかけて実施してきた作成は成功するだろうか。