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番外 亭主関白

番外 亭主関白
 私は我が家ではどうもいばっているらしい。妻に言わせると「言い方がきつい」,「聞く耳を持たない」ということらしい。自分では妻の言っていることも受け止めようとしているつもりだが,子供達も妻を支持しているところをみるとそうでもないようだ。

 なんでも自分が決めなくっちゃと思っていることは,裏を返せば専制的な態度で親切でもなんでもないかもしれない。でも,何でも女性に聞いてみて,「君の言うとおりでいいよ。」「君にがやりたいことを言ってみてよ。」などと言い始めれば,あなたに決めて欲しいの,何でもかでも私に責任を押しつけないでなどという反論がきそうだ。

 つまり,妻の求めているのはやわらかい言葉の対応であったり,じっと妻のいう言葉を聞くことであったり,同意しようとしないとは関係なくもかくも「君のいうことはよくわかる。」「君がそういうのももっともだ。」という,無条件に味方であるという「恭順」を示す一言かも知れない。

 ついでに,私は妻より先に死にたくない。妻が人生を全うできるようにするというのも私の責任だと思ってしまうからだ。私といたことで幸せだったと思って欲しいと願っている。しかし,これも,パターナリズム,父権主義の表れであることは確実だ。男女平等の発想ではないかもしれない。