№2103 惰性では新しいステージにたどり着けない
攻めの姿勢の人格像
「経営の哲学」(高野孝之著)には「惰性では新しいステージにたどり着けない」と言っているこんな言葉を読むと,営業マンというのは攻めの姿勢であり続ける人格像だなと思えてくる。いつも前向きで,目標達成のために「戦略」組み立て,自分の高みを目指していくという感じかな。
社長も似たような所があって,引かず,くじけず,前向きであり続ける姿勢が大切になってくる。しかし,こうした姿勢を維持することはけっこう大変だ。しかも,こうした攻めの姿勢の人格像は時には人を傷つけることがあるかもしれない。特に家族,特に奥さんに対する「感情のひだ」のようなものへの共感に鈍くなってしまうかもしれない。
前向きであることの条件
ともかく,好むと好まざるにかかわらず競争社会では前向きであることは必須だ。
著者は言う。一流営業マンになるためには次の三つの能力が必要だ。
① 責任:
自分の責任を自覚し,率先して仕事に取り組み,リスクにも適切に対照して業務を行っている。
② 理解・判断:
問題と原因を理解して,正しい判断を行っている。
③ 専門性:
新しい知識やスキルの取得・向上に努力し,仕事に必要な専門性を発揮して,業務を行っている。
④ 変革・挑戦
①・②・③3つの能力をより高い次元にレベルアップさせて,自分を新たなステージにレベルアップする工夫と努力をする。
たとえば,「会社目標の2倍ともなれば,見込み客を通常の2倍以上に増やしたり,お客差への提案時間を2分の1以下に短縮したりする必要があります」これを実施するために新しい試みが常に求められるということになる。
注意してくださいね
こうした志は大切だが,くれぐれも度が過ぎて,独りよがりにならないことが大切だ。自分だけが特別な努力していると思わないことだ。