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№1780 こわいぞハリガネムシ

№1780 こわいぞハリガネムシ

 ハリガネムシは文字通り筋金入りの動物だ。世の中にはいろいろな生物がいるものだと本当に驚かされる。クマムシには「びっくりぽん」だったが、ハリガネムシも「びっくりぽん」だ。
 
 ハリガネムシ(針金虫)とは類線形動物ハリガネムシ綱(線形虫綱)ハリガネムシ目に属する生物の総称。ミミズや線虫などと違って体に伸縮性がなく、のたうち回るような特徴的な動き方をする。

 カマキリなどに寄生していて、カマキリを水につけるとにゅるにゅると出てくる。本当に気持ち悪い。


 

 ハリガネムシは水中で相手を見つけて交尾して卵を産む。卵はこんな生涯を送る。

 卵→水中で幼生→カゲロウなどの体内に入る→カマキリなどが補食→寄生

 この寄生したあと、何でも特殊なタンパク質を出して宿主の脳をあやつり、水に飛び込ませるのだそうだ。かわいそうなカマキリ君は入水自殺させられ、水に入ったカマキリ君からにゅるにゅるとハリガネムシが出てくる。こうして、出てきたハリガネムシはまた交尾して卵を産む。

 でも、wikiによると、ハリガネムシも生態系では役立っているようだ。つまり、カマキリやコオロギが次から次に自殺するため、イワナなどの淡水魚がカマキリを補食する。その分だけ水生生物が繁栄するのだそうだ。水生生物が増えると葉っぱなどの植物の分解が進んで生態系が維持される。

 お釈迦様じゃないけど、世の中には無駄なものは何一つなく、すべては仏様の手のうちに生き長らえているのでしょうね。

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