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ちょっとだけ ビジネス戦略用語「キャズム」(Chasm)

ちょっとだけ ビジネス戦略用語「キャズム」(Chasm)

 「今日から即使える 『最強ビジネス戦略51』」(朝日新聞出版社)が遂に読み終わった。末尾にビジネス戦略用語集があったので、できるだけ紹介したい。要点のさらに要点だから,いいかげんかな。

キャズムというのは「少数の進歩派によって構成される初期市場と一般市場との間に空く裂け目」ということらしい。これだけでは何を言っているか分からない。

これは一つの製品、イノベーションがどのように普及していくかをテーマにした言葉だ。新しい進歩的商品は特定の顧客層をつかむことができる。しかし、これがさらに大衆的に普及するには大きなギャップが存在する。なぜなら、一つのイノベーションが市場で力を得るためには、市場を支配する力と結合することが求められるからだ。

いくらよい製品でも、マーケッティング能力つまり生産能力、営業網、流通システムなど大衆化に至るためには別のツールと結合する必要がある。しかし、イノベーションを生んだ小企業はこうした大衆化のツールに欠けている。ここのある種のギャップがあり、このギャップを越えられる企業だけが大きく発展できることになる。

ジェフリー・A・ムーアが「キャズム」の中で提唱した。