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金融交渉一口メモ №5 新規事業のスキーム

金融交渉一口メモ №5 新規事業のスキーム
 リスケを実施した企業が、従前事業に見切りをつけて、次の事業を考えることは自然なことだ。その時に追加融資を得るのは極めて困難な作業だ。リスケとなった債権は将来的にきちんと支払えること、追加融資の目的となる事業が利益を上げることを津具体的に明らかにする必要がある。いくつかの銀行を回るうちに例外的に融資を得られることがある。
 
 ところで、新規事業だが新たな会社を立ち上げて実施することも考えても良い。従前事業の業績の悪化を引きずることが避けられる。新規事業の調子がよければ従前事業に援助することもできる。新規事業の資金をどこから得るかは見当すべきだが、どこからともなくやってくることもある。