№1182 ストラクチュア・ホール(Structure Hole)
よくわからないぞ,ストラクチュア・ホール
ストラクチュア・ホールというのはソーシャルとソーシャルの隙間のことを言う。と行っても何のことかさっぱり分からないが、1つの社会と別の社会がつながっていなければ社会と社会の間に隙間が存在することになる。そうした隙間のことをストラクチュア・ホールと呼んでいる。
Aという商圏とBという商圏との間に隙間があって断絶していれば、そこにストラクチュア・ホールがあるということになる。このストラクチュア・ホールをつなぐ役目の者が現れると、この者はAとBとの橋渡しになり、大きな利益を得るチャンスを得ることになる。これがストラクチュア・ホールの意味だ。
ここでは,つなぎ目=情報の交流点と考えているところが現代的だ。
例えば,こんな例
生産者→農協→1次卸し→2次卸→小売→消費者という構造があるとき、生産者と消費者との間には断絶があり、ストラクチュア・ホールが存在する。それを埋める役割を果たす者があれば大きな利益を得る。農協から小売りまでは,二つの世界をつなぐパイプだ。それぞれ利益を得ている。
しかし,生産者の世界と勝者の世界を直接つなぐ地位に立てば,情報交流の中心点になれば,その地位を得たものは大きな利益を得る。
問題はどんなソーシャルをつなぐのかという点だ。弱いが幅広いネットワーク、広くはないが強い結びつきがありアウンの呼吸で動けるネットワーク、世の中様々なネットワークあるが、その組み合あわせもイノベーションを生み出す上では重要と言うことになる。
社会を見つけ出すこと,そして,つなげること
抽象的な話のように聞こえるが、社会のネットワーク(ソーシャル)は多様に存在する。例えば、ブログやフェスブックのつながりがある。この膨大で広がりがあるが結びつきの弱い関係はどのように利用されるのであろうか。例えば、自分の商売、共同事業者、連携企業など強い結びつきとはどんなコラボレーションが可能なのだろうか。
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