№1175 白い服
白い服と言えば、ウェディングドレスですね。ホテルとか、公園とかで純白のドレスに包まれたお嬢さんが歩いていると思わず見とれてしまう。白いウェディングドレスはビクトリア女王が最初らしい。
私の友人がカンボジアでアンコールワットの修復作業をしていたころ、彼から葉書をもらったことがある。みるとベトナムからの葉書で、アオザイはいいといたく感動していた。中でも彼が感動したのはベトナムの女子高生の制服だった。
白い制服と言えば、もちろんナースの制服が白だ。男性にとっては特別かも知れませんね。海女の服も白い。全身を白い生地で覆って潜る姿はやはり惹きつけられる。もっとも、海女が白い服を着るようになったのは明治以降のことで、ハダカじゃ具合が悪いというのでだんだんと衣類を身にまとうようになり、今日の伊勢志摩の海女さんのようになったらしい。
海軍系の服は白い。セーラー服は白い。厳しい日光や風にさらされても色あせない色ということらしい。白い軍服はりりしいな。ポパイも白いセーラー服を着ている。私も何となく着てみたい。しかし、セーラー服を着てみたいなどと言うとどうも勘違いされるな。やばい。
国際的にはセーラー服が女子学生の服に取り入れられるようになったのは1900年ころのことらしい。イギリスの女学校の制服に白のセーラー服が取り入れられているものがある。日本でも明治末か大正のころには女学生がセーラー服を着るようになり、中には白いものもあったのではないかと思う。
日本の女学生は夏場は上は白いがスカートは紺だ。スカートまで白いセーラー服はめずらしい。本当に昔のことになるが、高校時代、関西に行った時、スカートまで白い制服を着ている女の子がいて、息をの飲んだ。あのときの感動は今だに忘れられない。あれは、どこの高校生だったのだろう。