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№865 たまにはお魚はいかが その2

№865 たまにはお魚はいかが その2

 私は生き物がとても好きだ。偏見なく生き物を見てみると、意外な魚が魅力を持っていることが分かる。サメはそうした種の一つではないだろうか。どう猛なホオジロザメは意外と美しい。

 サメはどう猛で危険な魚だというイメージが強い。ジョーズでは巨大なあごが人を襲った。サーファーがサメに襲われ、ざっくりと足、時には下半身を失ってしまうこともある。しかし、人に危害を加えるおそれのある種は20 - 30程度とされ、サメ類全体の1割ほどということらしい。確かに、うちのじいさんはつりが好きで、外道のネコザメなどを釣って持ってきた。あれはどうしたんだろう。あのサメは恐いわけではないだろう。

 サメは4億年前から現在に至るまでほとんど形態に変化がない。東海地方には瑞浪市があって、化石のまちと言われている。私は子供の頃、一度友人と化石を取りに行ったことがある。河川敷で石をこつこつ砕き、貝やなどの化石を見つけるのだが、エナメル化したサメの歯を見つけた。ほんの小さなかけらだったが、うれしかった。

 古来、日本ではサメを意味する言葉として、ワニ(鰐)という言葉が使われていた。因幡の白ウサギはワニをだまして赤裸にされてしまった。海の国、わだつみのいろこの宮にはトヨタマヒメという美しい娘がいた。彼女はヤマサチヒコと縁が結ばれ子をもうけ、その子は神武天皇の親となった。このトヨタマヒメはワニ(和邇)の化身だった。
  わだつみいろこの宮 → http://www.ake-s.com/aokisigeru/picture3.html

 サメの背びれは中華スープの原料として珍重された結果、サメは乱獲にあっている。絶滅が心配されており、環境保護団体はサメの乱獲を止めるよう呼びかけている。という訳で、私はなるべくフカヒレスープを食べないようにしている。

  ホオジロザメの迫力ある画像はこちら