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☆№300 閑話休題 なんと関羽が!

№300 閑話休題
 なんと、関羽は商売の神様だということだ。横浜の中華街には商売繁盛ということで、関羽の人形があるそうだ。

 関羽と言えば、漢の末期、劉備玄徳に従って武功を立てた大将軍だ。義と情に厚く、忠義の士だ。中国では文の孔子、武の関羽というぐらい大人気の武将だ。三国志は日本でも大人気だが、中国の人気はすごいらしい。まあ、神様になるぐらいですから、半端ではないですね。

 だから、「武」の関羽が商売の神様というのは意外な感じがしてしまう。なんでも、関羽はどんなときでも主をしたい、主に従い、玄徳も関羽をとても大切にした。この義に従う、正義に従う、しかも強いといところが、商売する上での理想的、主従関係になったらしい。商売人たるもの組織も必要、よい部下も必要、さらに道理にかなった行動原理が商売に必要だというところか。

 こうして、関羽は世界の華僑にも愛され、世界各地で神様になっているということだ。

 脈絡はないのですが、私の場合、横山光輝の「三国志」を読んで、実に多くの影響を受けてしまった。
三国志を読むと、義とか、信とか、そういう問題よりも、「策略こそ全て」という気持ちなってしまう。諸葛孔明の読みの深さに、自分もああなりたいと思ってしまう。しかし、それは、諸葛孔明のような大物であって初めて成立する話だ。私のような小物が、そんなことを思うと、姑息な行動パターンしか出てこない。そして、いろいろ後悔するのだ。

 小物は、あんまり物事を難しくしないで、実直にやるに限る。