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№1460 暑っ,夏の思い出

№1460 暑っ,夏の思い出

 今日も猛烈に暑かった。こんなに暑くっちゃ虫も大変だろう。うちの近所ではなんだか蝉が減っている気がする。
 ニイニイゼミから始まり,アブラゼミが出てきて,8月ぐらいからはクマゼミが鳴く。8月の終わりから9月にかけてはツクツクボウシが鳴く。昔はこんな風だった。

 しかし,いつの間にかニイニイゼミはほとんど見なくなり,最近ではアブラゼミも少ない。私の子供のころはクマゼミは貴重で,8月になって鳴き始めるのだが,木の高い場所でしか鳴かないので中々捕まえることができなかった。首尾良くクマゼミを捕まえ,雄の腹などを見ると,鮮やかなオレンジ色があって,息をのんだものだ。

 このクマゼミもうちの近所ではかなりよく見かけるようになって,アブラゼミにとって変わってしまった気がしてしまう。クマゼミはだんだん普通のセミになってしまったのかもしれない。地球の気候がどんどんかわって,セミのテリトリーも北に変位していることは間違いないようだ。

 夏の真昼は強い日差しに圧倒される。真昼はセミもしばらくお休みになる。真夏の炎天下,昼間は不思議な静かさがある。真夏の日差しの中を歩くと夏の草のにおいがしてきて,虫を求めて公園や林の中を歩き回った子供のころを思い出す。

 昼間,虫取りに歩き回っていると,突然タマムシやカミキリムシが飛んでいるのに出くわすことがある。彼らは晴れた日差しの中で見かける。タマムシは不器用に飛ぶので,追いかければ必ず追いつくことができる。私はタマムシが飛ぶ方向に夢中になって追いかけた。夏の暑い日差しの中で空を見上げると,今でもタマムシが飛んでいるような気がする。

 今日,地下鉄の駅で小学生の男の子の鞄にいつのまにかカマキリの幼虫がついていたようで,2人の男の子が大はしゃぎだった。男の子はカマキリをじっと見つめ,カマキリを手で捕まえてもよいものか,緊張した目つきで見ていた。捕まえたいがどうしても触れないという緊張感は私もよく経験した。虫を見つけたときのあの緊張は未知なるもの挑戦だ。それは誰もが少年の時に持っていた冒険心でもある。