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№1380 おもしろすぎる「名古屋のおかん」

№1380 おもしろすぎる「名古屋のおかん」

 うちのばあさんは今年82歳になる。今年はじいさんの七回忌だ。ばあさんは最近はじっとしていることが多くてだんだん神格化してきたが,まだまだ元気だ。自分がいつ死んでもいいように家の中のものをむやみに捨てている。おかげでばあさんの家の中はがらんとしている。

 ばあさんは家計を助けるために服地の行商をしていた。名古屋には長者町と言って服地の問屋街がある。今でこそ寂れてしまったが,ばあさんが若い頃はたいへんな活気だった。ばあさんはそこに飛び込み,売れ残った服地を格安で仕入れ,知り合いに売って回っていた。服地を売り,仕立ての注文を受けて利益をあげるのだ。

 私が子供の頃,仕入れでてんやわんやしている長者町の問屋につれてってもらった。名古屋弁を使って服地を巧みに仕入れるばあさんをよく覚えている。子供を5人ぐらいつつめそうな大きな風呂敷にいっぱいの服地を包み込み,どっこいしょと背負っていたのもよく覚えている。仕立てが期限にまにあわず,お客に怒られ,電話の前で泣いていたのもよく覚えている。
 
 ばあさんの商売はけっこう繁盛していたのだが,決してお店を持たなかった。お店を持つと「おとうさんが浮気するといかん。」と固く信じていた。そういえば,ばあさんはよくじいさんと夫婦げんかしていた。やがて,じいさんの金回りもよくなった。オーダーメードの服地売りもすたれてしまい,いつのまにかばあさんは商売をやめてしまった。

 こちらは,ラップ「名古屋のおかん」だ。
 フェイスブック仲間に教えてもらった。おもしろすぎるので紹介します。
 
 なごやのおかん → https://www.youtube.com/watch?v=lgdkkGrOYAU