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№1190 湯たんぽ 千年の歴史

№1190
湯たんぽ 千年の歴史
 ウィキによると湯たんぽは唐代には出ていたらしい。実に1000年以上の歴史を持っている。中国語では湯たんぽの「湯」をとって、「たんぽ」と呼んでいる。中国語の辞書で調べてみると、確かに「湯婆」の単語が出てきて、[tangpo]と発音している。

 「湯」は「タン」と発音し、「湯麺(タンメン)」の「タン」だ。「婆」の部分は「ポ」と発音する。辞書では「婆子」となっていて、これは妻、つまり奥さんの意味だ。日本語も最初は「たんぽ」と発音していたのだろうけれど、だんだん「ゆ」という訓読みをつけ加えるようになったということだ。

 ともかく、寒い夜に、暖かい奥さんを抱いて寝るようなものというのが「湯たんぽ」の語源だということになる。だから、英語に訳せば「Hot Water Wife」ということになると思うのだが、実際は「Hot Water Battle」という味も素っ気もない言葉になっているようだ。

 ところで、アステカ犬って知ってます? メキシコ原産の犬で頭の部分以外の毛がない。とてもめずらしい犬で、原産はメキシコでも中国で改良されたからかチャイニーズ・クレステッド・ドッグと言われてる。毛の無いアステカ犬は滑らかな肌が露出し、だっこするととても気持ちがいいらしい。犬は一般に人間より体温が高い。そのため、アステカ人は湯たんぽのようにアステカ犬を抱いて寝るのだそうだ。

 湯たんぽは唐の時代は陶器だったらしい。昭和になってから金属製のものが登場し、そういえば、私が幼い頃、うちの婆さんの実家ではアルミの湯たんぽを使っていた。火鉢にかけられた湯たんぽからお沸いた湯が吹き出ていていた。幼かった私は炭の臭いのするこたつからそれをいつも眺めていたものだ。

 翌朝、祖父はいつも湯たんぽを持って起きてきて、そのお湯で顔を洗っていた。湯たんぽを用意するのは祖母だったが、湯たんぽを持って出てくるのは祖父だった。



  アステカ犬の写真の引用 → http://members.jcom.home.ne.jp/espana/m21.html 
  アステカ犬の解説 → http://www.dogfan.jp/zukan/toy/ChineseCrested/index.html