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№1060 渡合(どあい)温泉

№1060 渡合(どあい)温泉
 当ブログ推薦,温泉宿だ。
 名古屋から中津川インターを経て,裏木曽県立自然公園のゲートをくぐり,自動車で行くこと40分,オフロードのような谷間の道路を抜けると渡合温泉に到着します。山の中をずんずん行くので,携帯電話はもちろん通じない。


 http://www.doaionsen.jp/img/r-top.gifこの温泉宿,近所に民家はなく,電気が通じていない。そのため,昼間は自家発電などで経営するが夜はランプを使う。秘境中の秘境だ。私と妻との二人ででかけたが,ランプの明かりは人間的でとても暖かだった。この温泉,知る人ぞ知る有名な温泉で,立松和平もここに来ている。

 夜になり,夕食をとるとやることがない。お客さんたちは客間に集まり,主がランプのことやこの地域のことなど話してくれる。お試しということで,火打石で火を取りランプを付けるというようなこともする。ちょっとした交流でお客同士も何となく親密感がわくのが不思議だ。

 圧巻は朝だ。
 午前5時ころになると,鳥が一斉に鳴き出し,午前5時30分ころになると山の端から朝日が射してくる。木曽の古い森林が朝日に照らされ,朝のいいようもない変化が訪れる。谷が徐々に目覚めていくように,朝日に照らされる風景が刻々と変わっていく。山の風が木々を揺すり,木々がいたるところでざわめき,そのざわめきに併せて朝日に照らされた葉がきらきら動く。

 朝食が終わり,私たち夫婦が宿を出るときにはカモシカがすぐ近くまでやってきた。

 この温泉宿は付知峡と言って有名な観光地のさらに山奥に入っていく。途中,多くの滝があり,それも見事だ。皆様,お勧めの温泉です。