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番外 一日中、尋問

番外 一日中、尋問
 証人尋問はテレビの通り、真ん中に証人が立ち、前に裁判官が座る。裁判官右手側が原告、左手側が被告となっている。今日は私側の証人だったので、私が主尋問だ。主尋問で重要なのは反対尋問対策だ。相手が何を反対尋問するかを想定して、依頼者と打ち合わせることになる。

 反対尋問で変な質問があれば「異議あり」とまず叫ぶ。これが中々難しい。一発、異議を言うだけで、若い弁護士などは気持ちがくじけて、あとまともな尋問ができなくなることがある。異議をいうことで、証人が、うちの弁護士さんは私を守ってくれていると励ますことができる。

 こうした証人尋問は経験が必要だ。それも、とことこん争って、判決までもっていく経験を何度もしないと身につかない。