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№605　はら踊り

エッセイ（音楽）
 №605　はら踊り
はら踊りと言えば、超メタボで足の短いオッチャンが宴会でやる芸の一つだ。
 
　沖縄語で、メタボなおやじはワタブーと言われる。沖縄、伝説の芸人照屋林助、テルリンは敗戦後間もない沖縄で「ワタブーショー」を公演し、沖縄各地で喝采を受けたのだそうだ。
テルリンさんは、「ヌチヌ・グスージ・サビラ（命のお祝いをしよう）」と集落を廻って、人々を笑わせ、敗戦で打ちひしがれている島の人々を励ましたそうだ。戦争で生き残ってめでたいじゃないかということらしい。
ちなみに、テルリンはリンケンバンドのおとうさんだ。オリオンビールのコマーシャルソングも作っている。
 
 
　しかし、はら踊りと言えば、やはりベリーダンスかな。京都にいたころ、友人たちと集まってアラビアンカフェという宴会を開いたことがある。京都にはアバンギャルドな人たちがいっぱいいて、音楽や文学、陶芸などやっている連中が集まってきた。このときはアラビア人女性がベリーダンスを踊ってくれた。おおっ、うれしいてな感じですな。
 
 サロメのはら踊りはヨナカーンの首をとった。天才挿絵画家ビアズリーのサロメの挿絵は余りにも強烈だった。ちょっと、気持ち悪くて、頭から離れない感じだ。
→　http://www.geocities.jp/riped_sin/beardsley_salome_dancing.html　
 
 サロメのベリーダンスはこんな感じかな。この動画はすごい。