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№440 いづれの御時にか

№440 いづれの御時にか
 
祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ。

 平家物語の書き出し、これはすごいですよね。

 私は京都に長く住んでいたが、当時新築したばかりの京都の自宅には、「沙羅双樹」を植えていた。植木屋さんによると日本ではナツツバキを沙羅双樹と呼んでいるということだ。沙羅双樹の隣には「菩提樹」を植えた。金魚のための小さな池を作り、そこには「睡蓮」を植えた。「蓮」も欲しいなと思っていた。このあと、「ホトケノザ」とか、「ザゼンソウ」とか、「ヒガンバナ」とか、いろいろ植えようと思ったが、妻に阻止された。

 京都に尼さんが経営する居酒屋、「彌光庵(みこうあん)」があって、本願寺の坊さんたちがよく飲みに来ていた。本当に飲みに来ていたかどうかは知らないが、よく集まっていた。店主の「尼さん」によると「ここは私の庫裡」ということらしい。僧籍があるそうだ。

 ご飯を食べに行くと、「諸行無常カレー」が出てくる。たしか、「祇園精舎定食」というのもあって、これは精進料理が出てきたと思うが、HPを見ると「みやこごぜん」という普通の名前になっている。いかにも京都という感じで、変な人たちがいれかわり立ち替わり出入りしていた。京都を離れて10年以上になるが、私のことを覚えているだろうか。

   彌光庵 http://www.mikoan.com/index.html

 尚、表題は適当につけました。本文には関係ありません。