№1575 アダルトサイトも勉強になるかな?
いつもという訳では無いが,家族に内緒でアダルトサイトを見ることがある。インターネットというのはすごいもので,国内ではわいせつ物禁止に触れるものでも海外サイトものものであれば見ることができる。最近は国内業者も米国でサイトを開設することが常態化しているようだ。最近も,依頼者のために違法なアクセスを追及しようとしたら,米国プロバイダーだということで追求が止まってしまった。
十何年か前にインターネットが普及し始めた頃,多くの男性が欧米のアダルトサイトに興奮したものだ。うちの息子達もどうなんでしょうね。全く分からないが見ていないはずが無いと思うのだが。
ところで,アダルトサイトも十数年の歴史を経てずいぶん発達してきている。ちょっと前までは変なサイトをみると病気に感染してしまうのでは無いかと心配だった。実際,閉じても閉じても出てくるサイトとか,いろいろあった。そのたびに「ああ病気にかかってしまった」と後悔したものだ。
でも,最近はきちんと選べば安全だ。サイトも安全を売り物にしている。もっとも,さすがにクレジットの番号とパスワードを渡して購入する気にはなれないな。サンプルを見るだけですけどね。
注目するべきは,サイトの構成だ。
サンプル動画が豊富にちりばめられている。サンプル動画の画質もよく,画面構成なども短時間にいくつものシーンが組み合わされている。シーン自体の構成もよく考えられていて徐々に深みにはまるよう誘因している。この構成は明らかにモデルの質によって変化させている。
サンプル動画の使命だが,入場者に契約まで行きつかせるところにある。動画から申込画面に移るわけだが,ここで簡単な解説や,素性は分からないがユーザーの声などもちりばめてある。「病気」に感染しないという安全性も売りにしている。
検索→検索画面の表題と解説→最初のページ→サンプルビデオ→申込画面→申込
これらの一連の過程は「徐々に」深みへ誘う構成としてはすぐれている。
もっとも,どんな商売でも結局は商品の品質にかかっている。質の高いアダルトサイトはどこで質が高いか明確に理解している。女優の質,いやらしい演技,声,画質,ストーリー(どうでもいいようなものでもそれなりに),音楽,それぞれ工夫がある。彼らは自分たちの顧客層を明確に意識していて,すぐれたサイトほど明確に顧客層が見えてくる。