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№1465 我がふるさと名古屋,地名の由来

№1465 わがふるさと名古屋,地名の由来

 年取ると郷土愛が増してくる。あんなに嫌いだった名古屋弁も最近は使いたくなってしまう。

 古くは尾張地方の本拠はもともと熱田や清洲にあった。今の名古屋の基礎ができあがったのは1610年のことだ。家康の命令により清洲を名古屋に移し,名古屋ができあがった。

 名古屋は名護野と言っていた。今でも那古野という町名は名古屋にはある。
 平安末期荘園名に「名護野荘」という地名が出てくるらしい。

「古くは那古野と書き、また名護屋・浪越などとも記し、蓬左の別名もある。」
「旧広橋家本『江家次第』裏書(東洋文庫蔵)にある建春門院法花堂領尾張国那古野庄領家職相伝系図平安時代末期の荘園名として現れるのが初見」ということらしい。

 しかし,名古屋の地名は外の県にもあるようだ。
 「根小屋(ねごや)、名越(なごえ)など類似のものを含めれば、肥前筑前・豊後・駿河・伊豆・相模・下総などの各地にみられ、市域内にも根古野(緑区)があり、それらはいずれも海辺の集落という共通点をもつ」

 福島県耶麻郡猪苗代町に名古屋町がある。
 千葉県成田市にも名古屋がある。これはグーグルで確かめられた。

 Wikiで「名護屋」を調べると
 大分県佐伯市蒲江町名護屋。旧蒲江町名護屋。1955年までは名護屋村だった。

 根小屋という地名も名護屋周辺にはかつてはあったらしい。全国的には根小屋という地名はけっこうある。根小屋の意味は「中世後期山城(やまじろ)の麓にあった城主の館やその周辺の屋敷地」ということだ。
 ここから根小屋→名古屋という説もある。

 ともかく,今や名古屋は全国有数の都市だが,名前自体はけっこう平凡であちこちにあったのかねえ。

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