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№1230 花鳥風月

№1230 花鳥風月
 花と言えば,花札。牡丹に蝶,萩に猪,楓に鹿。懐かしいなあ。
 梅の赤タンに「あのよろし」と書いてあったが「あかよろし」なのだそうだ。知らなかった。花札の由来はトランプ,安土桃山時代のカードゲームが花札に進化したらしい。


 
 花札に松に鶴が出てくる。何であれば松か分からなかったが,松だと言われれば松になる。鶴は松にはとまらない。そもそも木にとまらない。鶴とコウノトリはよく混同されていているから,松にとまっていたのはコウノトリかもね。
 花札の鳥には鳳凰が出てくる。「桐」の札の王者は鳳凰が入っている。鶴も,鳳凰も,上級札で出てくると点数が高い。

 花札の風は柳だ。小野道風が傘を差して,蛙がぴょんと跳ねている。これも上級札で,出てくると点数が高い。何で花札小野道風が結びついてるのだろう。柳には鳥も出てくる。ツバメなのだそうだ。


 月はなんと言っても「ボウズ」の王様だ。ボウズの背景がなぜか赤くなっていて大きな月が出ている。あのボウズはすすきの原だという。これも知らなかった。花札には「カス」というのがあって,私たちは「スカ」と呼んでいた。ボウズのスカは何にも描いて無くてほんと味気なかった。ボウズの名にふさわしい。