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№1085 上海あれこれ

№1085 上海あれこれ
 上海、浦東(プートン)国際空港からリニアモーターカーに乗り、さらに地下鉄に乗り継いで40分、上海、南京東路に到着。人民広場駅に出るとびっくり、大きなネオンの「新世界」の文字が入ってきた。

 「新世界」と言えば、大阪通天閣が目にうかぶ。ビリケン様がいらっしゃるあの有名なコテコテの大阪のまちや。じゃんじゃん横町も超有名やで。

 上海の新世界も大阪の新世界そっくりだと思う。上海南京東路は上海でも一番の観光地で東京の銀座のようなものだ。銀座を東京人たちが闊歩するように、上海人も南京東路を闊歩する。

 確かに、超古建物がところどころに残っている。中には植民地時代のものもあって、ヨーロッパ風のモダンな建築物もある。この辺はちょっと梅田とは違うかも知れない。しかし、ちょっと裏を歩くと古い上海の名残があって、飲食店、雑貨店、いろいろとある。呼び込みもあるは、道路に屋台はあるは、自動車が通ればクラクションをならすは、人がやたらと歩いているわで、ほんまにもう、コテコテとしかいいようのない世界が広がっている。これはもう、大阪新世界そのものだ。


 そういえば、エスカレーターも大阪風やで。歩く人のために半分明けるのだが、みんな右側に立っている。知ってました。東京、名古屋など全国的には左側に立ちますが、大阪は右側なんです。

 地下鉄は扉が開くと、一斉にまず乗る人が中に入ろうとする。降りる人優先というモラルはないようだ。降りる人も降りる人優先と考えている。そのため、扉が開くと、降りる人の集団と、乗る人の集団がいきなりぶつかる。あとは力関係できまる。勢いがある方が先に乗り、出遅れた手段は人の群れをかきわけかきわけ乗っている。

 席取りもけっこう激しい。何が何でも先を争う人たち、わずかな隙間におしりを押し込むおばちゃん。こんなところまで大阪風ですな。

 そういえば、女の子のファッション。やたらとひらひらがついていたり、きらきら光ってまるでフィギアースケートかサーカス団のようなきらびやかな服が横行している。服もピンクとか青とか、黄色とかいろいろで派手というか、コテコテというか。

 大阪も時々、原色をアレンジし、青や緑に髪を染めたこてこてのファッションが歩いている。ここのコテコテさ加減は大阪の勝ちかななどと考えさせられる。

 ともかく、上海のみなぎるパワーは大阪の乗りということかな。