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金融 №9 減価償却

金融交渉一口メモ №9 減価償却
 減価償却は利益とともに重要な支払源資だ。でも、銀行は見ているぞ。減価償却がないと今後の設備更新はどうなるか先行きが不安であると。リスケはいつまでも続かない。せいぜい1年、来年になって延長してもらっても2年だ。その後に元金返済が始まる。リスケで浮いた現金で新しい商売の方向を作らなければならない。それができれば2年後、仮に元金返済が難しい状態であっても切り抜ける手段ができあがる。要するに事業が利益を生み出せばよい。減価償却の意味は次の商売につなげる投資という意味がある。だから、全てを返済に当ててしまうのも考えものだ。