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№694 商いの原点(すばる社)

№694 商いの原点(すばる社)
 この本には、安土桃山時代から江戸時代にかけての商人達の活動や思想が触れられている。経営というと、ドラッカーとか、ランチェスターとかいろいろ勉強すべきことがあるが、私たち日本の経営者のルーツを知っておくのも経営者としては必要な教養では無いだろうか。
 
■商(あきない)の道 何にても 新法工夫可致候(しんぽうくふういたすべくそうろう)
                ※ 越後屋元祖・三井八郎兵衛高利
 
■商いは的のごとし、手前をよく調べるときは、当たらずということなし
                ※ 三井高平
 
■義を先にして利を後にする者は栄える。
                ※ 大丸業祖・下村彦右衛門
 
■ 律儀ほど、身のため、よき事は無くこれ候。
   人はあほうと申し候とも、なんと申し候ともかまひなく、
   律儀なるほどよき人はなし、
   聖賢、皆律儀を第一としなされ候う事。  
                ※ 大丸業祖・下村彦右衛門
 
■徳義は本(もと)なり、財は末なり、本末忘るるなかれ。
                ※ キッコーマン・茂木家家憲
 
■部下を優遇し、事業上の利益は成る(なる)べく彼らに分与すべし。
                ※ 三菱・岩崎家家憲